内容説明
小児リハビリテーションの専門医が、リハビリの考え方から具体的な実践方法まで、分かりやすく解説する。障害がよくなるとは必ずしも失われた機能が回復することではない。従来備わっていた機能をのばすことで、失われた機能を補えるようにする過程をさす。そして言語や記憶、情緒などに対する認知リハビリの手法が、子どもの心と運動の発達支援にかなり有効であるというのだ。少しずつであっても、できることは年々増えていく。正しい評価と診断、家庭と社会の適切な対応によって症状は必ず改善する。
目次
第1章 リハビリテーションとは何か
第2章 大人のリハビリ、子どものリハビリ
第3章 家族のためのリハビリテーション
第4章 道具を使ったリハビリテーション
第5章 毎日できるリハビリテーション
第6章 未来のためのリハビリテーション
著者等紹介
橋本圭司[ハシモトケイジ]
1973年、東京都生まれ。リハビリテーション専門医。医学博士。東京慈恵会医科大学医学部卒業。同大学リハビリテーション医学講座にて臨床・研究に従事。神奈川県総合リハビリテーションセンターで、数多くの高次脳機能障害者の治療を経験した。東京医科歯科大学難治疾患研究所神経外傷心理研究部門准教授、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座講師を経て、現在は独立行政法人国立成育医療研究センターリハビリテーション科医長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まこ
1
小児疾患を診られてる先生が書かれた本です。 この本で初めて知ったことたくさんありますが、障害児を育ててる両親にオススメしたい一冊です。 実は私自身の小児疾患の治療においての選択ミスもいくつか見つけました。 なので、障害児を育ててる両親にオススメしたいと思います。2016/11/18
yupipi
0
いまどきの「小児リハビリ」=本人の気持ちを生かす、やる気を育てる、できるところをのばす、がていねいに語られている良書。頭をクールダウンさせるのにもいいかも。2015/02/23
ツモト
0
発達障害の子を持つ親向けではあると思った。分かりやすい言葉で書かれていて読みやすい。2012/02/24