目次
第1章 言語の多様性と危機言語―アフリカで話されるのは「アフリカ語」?
第2章 言語の系統と類型―対象言語を俯瞰的にみる
第3章 音声学―言語音をつかまえる
第4章 音韻論―音のしくみ
第5章 形態論―語のしくみ
第6章 統語論―文のしくみ
第7章 言語をフィールドワークする
第8章 言語の変種―言語内の多様性
第9章 言語の変化―言語の通時的多様性
第10章 一つの言語とは何か
著者等紹介
古閑恭子[コガキョウコ]
熊本県生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了(博士(学術))。現在高知大学人文社会科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shinjuro Ogino
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メインは、著者が調査したガーナのアカン語。なじみのない言語は私には面白くないから、日本語と英語のトピックを紹介する。〇日本語の性差は近年縮まる傾向。女性専用文末詞(わ、よ、など)は、ドラマ、小説などの世界で使われるが、実際には若い女性は殆ど使わない。主張度の高い文脈(反問、抗議など)では使われるので、それを使われたら非難されていると思うべき。〇NYでの調査で上層階級ほど、音節末のrをはっきり発音するという階級差がある。〇ロンドンの調査では、下層階級ほど、hを発音しない、鼻音ngがnになる、など。 2022/05/20