内容説明
戦争は「過去」ではない。生きた人間が道端に置き棄てられ、白骨になって果てていく以上の無惨がこの世にあるのだろうか。過酷なビルマ戦から生還した父が遺した「回想録」は、愛娘を彼の地に引き寄せた。時を超えて語り継ぐ、慟哭の真実。
目次
ビルマの碧い空よ赤い土よ―娘たちの戦没者慰霊の旅（バガン；ザガイン；マンダレー；インレー湖 ほか）
父の回想録―大東亜戦争・フィリピン、ビルマの記憶（大東亜戦争―フィリピン編（出征；輸送船 ほか）
大東亜戦争―ビルマ編（応召；ビルマへ ほか））
出航
やもり
著者等紹介
志村恵美［シムラエミ］
ペンネーム・中矢麻美。１９４４年大阪市生まれ。１９６４年大阪女子学園短期大学被服科卒業。１９６６～７５年服飾専門学校にて教師として勤務するかたわらショーの解説、広報等を担当する。２００９年「出航」で、神戸新聞文芸欄年間最優秀賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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