出版社内容情報
世界の今の見え方が変わる!
地政学とは何か――?
ナチスも利用した「悪魔の学問」ではない。
ビジネスにも不可欠な「弱者の生きのびる知恵」である。
出口治明が語り下ろす、目からウロコのエッセンス
≫地政学はなぜ必要か?
平たくいえば「国は引っ越しできない」から。
≫「陸は閉じ、水は開く」
―シュメール人のことわざに地政学の萌芽があった。
≫「どうすれば、サンドイッチの具ならずに済むか、という問題」をめぐって、
世界史の権謀術数は繰り広げられてきた。
≫海上の覇権争奪戦に関係するシーレーン(海上交通路)において、
「鍵をにぎるのが半島や海峡」である。
≫「人間の真の勇気はたったひとつである。現実を直視して、それを受け入れる勇気である」
―ロマン・ロランの名言から、日本の今を紐解く。
内容説明
地政学とは何か―?ナチスも利用した「悪魔の学問」ではない。ビジネスにも不可欠な「弱者の生きのびる知恵」。世界の今の見え方が変わる!
目次
第1章 地政学とは?(地政学の一般的な定義について;地政学の最初の一歩 ほか)
第2章 陸の地政学とは?(どうすれば自分の住む国や地域がサンドイッチの具にならずに済むか、という問題;ローマ教皇領を巡る攻防史 ほか)
第3章 海の地政学とは?(半島や海峡の重要性;最も古くから発達し、近世まで世界の中心にあった地中海のシーレーン ほか)
第4章 日本の地政学とは?(日本が置かれている地政学的な現実;これからの日本はどこと同盟を結べるのか、それとも「日本ファースト」か ほか)
第5章 地政学の二冊の古典について(マハンが着目した「シー・パワー」が与えた影響;マッキンダーはなぜ「地政学の祖」と呼ばれるのか)
著者等紹介
出口治明[デグチハルアキ]
立命館アジア太平洋大学(APU)学長。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画を設立し、代表取締役社長に就任。08年4月、生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険に社名を変更。12年に上場。社長、会長を10年務めた後、18年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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