ブランド・ジーン―繁盛をもたらす遺伝子

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ブランド・ジーン―繁盛をもたらす遺伝子

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822279554
  • NDC分類 675
  • Cコード C0034

出版社内容情報

企業の栄枯盛衰を決定するのはブランド・ジーンである。ブランド・ジーンが企業や人を使って自らの価値を世の中に広める。

企業の栄枯盛衰はブランド・ジーン次第! 人にできることは限られている!!

「卵は、次の新しい卵を生み出すためにめんどりを利用する」。生物学に古くからある命題だ。本書はこの主客逆転の発想を使ってブランドの本質に迫る。すなわち、人間の都合や思惑とは無関係に、自分のやりたいこと(ブランド・エッセンス)を実現するために、ブランドに宿るジーン(遺伝子)が存在すると考える。
圧倒的な競争優位にあった企業があっという間にその地位を転落するのも、マーケティング理論から完全に外れているビジネスが大成功するのも、これすべてブランド・ジーンの振る舞い次第。その前では、人間の努力は無力に等しい。
経営者として、そして経営コンサルタントとして、長くビジネスの現場で繁盛の秘訣を追い求めてきた著者が、「こうすれば、こうなる」式の経営理論に疑問を感じて行き着いたのが、ブランド・ジーンだった。経営理論の限界を認め、理論では説明できない何か特別な力の存在を認めると、ビジネスの多面的な現実がよりはっきりと見えるようになる。ブランド・ジーンはいわば解毒剤。ビジネス書を頭に詰め込み、戦略的に考え、効率的に働けば成功するという誤った理解から自由になるためのクスリである。

本書はソニーからアップル、そしてグーグルへと宿主を変えたブランド・ジーンの振る舞いを詳述。『進撃の巨人』に、SEKAI NO OWARIに、矢沢永吉に宿ったブランド・ジーンの本質を解説す
る。
全く新しい視点からのビジネス論。

プロローグ May the Gene be with you!
 この本のテーマ:すべてはブランド・ジーンのなせるまま
 ブランド・ジーンを信じる第一の理由:アップルの凋落
 ブランド・ジーンを信じる第二の理由:現場は理論通り行かない
 ブランド・ジーンを信じる第三の理由:なぜだか分からないが売れている
 誰のための本:組織短寿命化時代のビジネスパーソンに
 ブランドは違いを示す旗

CHAP-1 ブランド・ジーンとは何か
 箱根駅伝のたすき
 テクニウムは人間を使ってテクノロジーを生み出す
 テクニウムはが「都市」も生み出した
 生命とテクノロジー
 テクニウムはやりたいことを増やす
 エレキギター誕生より先にビートルズの4人が出会っていたら?
 テクノロジーとしてのブランド
 
CHAP-2 ブランド・ジーンはどうすれば宿るか
 3つの原則

CHAP-3 「努力しない」の法則 The Law of Not trying
 「ピーマン食べたら、プリン食べていいから」シンドローム
 寒風に晒される営業マン
 3日間で6万人、驚きの集客力
 歌詞に頻出する「戦争」と「死」
 借金をしてライブハウスを作る理由
 楽しんでいればジーンがやってくる
 戦略も意図も仕掛け人もなく成功
 なにもしていないのにうまくいく
 <仮想実験> もしネコリパブリックをMBA的アプローチで考えたら

CHAP-4 価値蒸留の法則 The Law of Essence
 顧客は何を買うか
 新しいテクノロジーがビジネスをリ・デザインする
 価値を蒸留しよう
 ビッグブラザーになってしまったアップル
 ジーンは宿主を変える
 もう、いい。目的は果たした
 価値蒸留の方法
 
CHAP-5 諸行無常の法則 The Law of Transitory
 商店街は復活するのか?
 植物の進化のように想像もつかないことが起こる可能性も
 明るい倒産観をもとう
 ソニーが輝きを失っていない世界
 老舗から学ぶものは何もない
 対の発想、圧(逆風)の効用

エピローグ ジーンに愛されるために

【著者紹介】
経営コンサルタント。大阪大学人間科学部卒。経営コンサルティング会社(株)JOYWOW創業者。理論ではなく「人や企業としての『あり方』」に焦点を当てたコンサルティング姿勢を身上とする。自らも起業し経営する現場経験から導く実践的なアドバイスにファンが多い。中小企業経営者塾「MAIDO-international」を主宰。主な著書に『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。』(日本実業出版社)、『共感企業』『リーダーこれだけ心得帖』(日本経済新聞出版社)、訳書に『ビジネスを育てる』(バジリコ)ほか多数。

内容説明

企業の栄枯盛衰はブランド・ジーン次第!人にできることは限られている!!ブランド・ジーンは人や企業を使って「やりたいこと(ブランド・エッセンス)」を実現する―主客を逆転して考えれば、ビジネスの実態がよりはっきりと見えてくる。生物の進化と大量絶滅、そしてテクニウム論まで動員してブランドの栄枯盛衰に迫る。

目次

第1部 解説編(ブランド・ジーンとは何か(箱根駅伝のたすき;テクニウムは人間を使ってテクノロジーを生み出す ほか))
第2部 実践編(ブランド・ジーンはどうすれば宿るか(3つの原則)
「怒力しない」の法則(「ピーマン食べたら、プリン食べていいから」シンドローム;寒風に晒される営業マン ほか)
価値蒸留の法則(顧客は何を買うか;新しいテクノロジーがビジネスをリ・デザインする ほか)
諸行無常の法則(商店街は復活するのか?;植物の進化のように想像もつかないことが起こる可能性も ほか))

著者等紹介

阪本啓一[サカモトケイイチ]
経営者、著述家、ブランディング・コンサルタント。大阪大学人間科学部卒。経営コンサルティング会社(株)JOYWOW創業者。中小企業経営者塾「MAIDO‐in‐ternational」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆ツイテル☆

2
フライヤー2022/01/18

TVfish

1
「ブランドが繁盛するかはブランドジーンの思し召しであって、我々人間の努力だとか分析だとかそんなちゃちなもんじゃ動かせない」そんな!なんて残酷でロックな話なんだ!ただ、その残酷で原始仏教にも通じる価値観の中で、何をするべきかは考えられるとのこと。個人的に「タイタンの妖女」を思い出す内容でした。2015/07/21

日条左半次

1
「ブランドジーン」という発想自体が非常に斬新で、その提言だけでこの本の価値はあっただろう。ただ対象が漠然としているのは否めず、以前から阪本氏の著作に触れている人なら、以前の著作との関連において理解するのはたやすいが、この本で初めて阪本氏に触れる人にとっては、平易な文章で書かれているとはいえ、少々わかりづらいかもしれない。あとはブランドジーンの説明を「寸止め」していることによって、その概念を各々のビジネスの中にどう活かしていくかを考える余白を残してあるとも言える。2015/07/19

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