感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
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日本のポツダム宣言受諾後、たちまち起こる醜い主導権争い。亡命政府と自称する金九はテロリストでさえない強盗殺人犯が脱獄した海外逃亡者に過ぎなかった。政敵として彼を暗殺した李承晩も暗殺以外の無能はその後の歴史が証明する。著者は昭和17年大阪府生れ。東大中退、京大で国際政治学を専攻。韓国チェジュ新聞社論説委員。「親日派の財産を没収し、人民に無償で分け与えるべきだった」と北朝鮮正統論に近いが著者は半島に居なかっただろうが。さらに北の労働党内の醜い主導権争いも詳述する。南の党派闘争の迷走の果て米軍退去…38度線開戦2014/10/11