リクルート、進化を止めないIT現場力―システム開発のリアル

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リクルート、進化を止めないIT現場力―システム開発のリアル

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822268978
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「いまや国内トップクラスのテクノロジー企業に変貌したリクルート。
その強さの理由がここにあります」
株式会社サイバーエージェント代表取締役社長 藤田晋


「リクナビ」「SUUMO」「ホットペッパービューティー」――。各ジャンルで国内最大規模の利用者を抱えるこうしたネットサービスを、いくつも手掛けるリクルート。実はそのほぼすべてを、同社が自前で設計・開発・運用していることはあまり知られていない。
これまでの同社のイメージは、「R25」「ホットペッパー」「じゃらん」「カーセンサー」といった情報誌を次々生み出してきた企画力や、顧客企業に切り込んでいく営業部隊の強さ。それは今も昔も変わらない。

ただ、大胆な戦略転換によって、日本随一のテクノロジー企業へと変貌を遂げたのが現在のリクルートの正しい姿だ。
では、新生リクルートの強さの源泉はどこにあるのか。グループのIT施策全般を担うリクルートテクノロジーズで、司令塔として采配を振るい続けたCTO(最高技術責任者)が、その全貌を明らかにする。

はじめに

▼1章 『まずはすべてをひっくり返せ』 ?1993年の原体験?
すべての始まりは「ある開発」
運命を変えた書籍との出会い
効果が絶大だった「真逆アプローチ」
各論を知らずして問題解決はできず

▼2章 『リクルートのIT流儀はこう育まれた』 ?「各論」こそすべて?
持ち上がった大きな問題
「ありがたくない称号」を返上せよ
自分たちの計画に自信を持てた理由
人材はいかにすれば育つか

▼3章 『とにかく修羅場をくぐるべし』 ?新人の成長プロセス?
生きたスキルは失敗してこそ身につく
新人研修でも納期は厳守させる
海外武者修行させて気づいた真実
「実戦」に勝る訓練なし

▼4章 『ベトナムで学んだ「人の育て方」』 ?若手にも大きなチャンスを?
若手社員からの直訴で始まった再挑戦
「圧倒的当事者意識」で臨む
オフショア開発の成功を阻んだ「5つの壁」
現地でも「すべて裏返す」
続々と襲う苦難、どう乗り越えたか
帰国した若手社員の成長ぶりに驚く
紡ぎ出したセオリーを継承するために

▼5章 『なぜ世間を驚かせ続けられるのか』 ?最強チームの作り方?
社内のプロたちを集結させよ
方程式の「最適解」を導き出す
説明し尽くして初めて生まれる信頼
永遠に終わらない「組織作りの旅路」

▼6章 『一緒にもっとワクワクしよう』 ?未来への種まき?
最先端の“海”に飛び出すチャンス
エンジニアとして突き抜けた存在になる
R&D部門だけが研究の場ではない
「革新の文化」は間接部門の隅々まで
エンタメ仕立てで人々に問う
一緒に世の中を変えませんか

おわりに


米谷 修[ヨネタニオサム]

内容説明

「リクナビ」「SUUMO」「ホットペッパービューティー」―。国内最大規模の利用者を抱えるネットサービスを、いくつも手掛けるリクルート。そのすべてを、同社が自前で設計・開発・運用していることはあまり知られていない。大胆な戦略転換で、日本随一のテクノロジー企業へと変貌を遂げたリクルートの強さの源泉はどこにあるのか。グループのIT施策全般を担うリクルートテクノロジーズで、司令塔として采配を振るうCTO(最高技術責任者)が、その全貌を明らかにする。

目次

1章 まずはすべてをひっくり返せ―1993年の原体験
2章 リクルートのIT流儀はこう育まれた―「各論」こそすべて
3章 とにかく修羅場をくぐるべし―新人の成長プロセス
4章 ベトナムで学んだ「人の育て方」―若手にも大きなチャンスを
5章 なぜ世間を驚かせ続けられるのか―最強チームの作り方
6章 一緒にもっとワクワクしよう―未来への種まき

著者等紹介

米谷修[ヨネタニオサム]
リクルートテクノロジーズ執行役員CTO(最高技術責任者)。大阪大学基礎工学部合成化学科を卒業後、1988年にリクルート入社。関連会社向けの会計システムを独自に作るプロジェクトを自ら立ち上げたのを機に、IT(情報技術)の世界に飛び込む。人材サービス「リクナビ」の開発リーダーを歴任するなど、現在リクルートが主力とするさまざまなネットサービスの立ち上げに携わる。インフラ基盤の専門組織を次々と立ち上げ、システム開発やIT人材育成について独特の手法論を編み出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T2y@

12
テクノロジー企業としてのリクルートは、550人の社員によってドライブしている。“自ら手を動かし、各論を押さえる” 大きな発見は無かったが、海外の現地開発会社への武者修行制度など、『自らで機会を創出し、その機会によって成長せよ』のリクルートイズムはここにも。2016/11/06

Yuichi Yamasaki

5
随所まで把握していく真逆アプローチで机上の空論になることなくシステムができる。とにかく新人から修羅場をくぐる。ベルリンへの武者修行。そしてベトナムでのオフショア。オフショアとは国内と国外の人件費価格差を利用したコスト削減の手段。ウォーターフォール型とアジャイル型、どちらの開発スキームを採用すべきか。営業フロント向きのアジャイル型と内部システム向きのウォーターフォール型ハイブリットでの調整。そして社会を意識したワクワクドキドキした取り組み。時間はかかるが、負けてられん。2016/11/15

やまと

1
リクルートが提供するネットサービスは、リクルートテクノロジーズがすべて自前で設計開発運用を行っているというから驚異的。圧倒的・当事者・意識(ATI)を社内哲学とし、若手社員にも浸透させているのが元気の秘訣のように感じた。筆者はCTOとして、エンジニアが夢見て日々生き生きと働ける環境と整えようとしており、地道な取り組みと熱い思いが、本書から伝わってくる。著書の中には社内の事務所の写真があったが、先進的な社内の職場環境の様子が見て取れる。各論を大切に、海外で若手を育て、社内組織の最適化を図る点も参考になった。2016/12/16

Akitoshi Maekawa

0
総論と各論の話、ベトナムオフショアの彼の話などは面白く読んだけど、全体的に少し浅い(書き切れていない)印象を受けた。中にいた身からするとそんなものか。自分が経験しないと絵は描けない、というのは今本当に実感している。2017/08/27

ireadertj

0
総論と各論を大事にするところはすごく共感できる。やはり、各論を知った上での総論なんだよな。とは言っても、現状、各論がかなりを深さを持っているから捉えるのが難し。 それらも踏まえて、日々進化か。2016/12/30

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