文学の読み方

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  • サイズ B6判/ページ数 221,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246477
  • NDC分類 901
  • Cコード C0090

内容説明

30年間の批評理論の激動を踏まえて、「文学とは何か」「今、なぜ文学を読むことが必要なのか」「文学はいかに読むべきか」を、理論と具体的なテクストの読みをリンクさせながら解説。アリストテレス、ホメロス、デフォー、ヘンリー・ジェイムズ、ドストエフスキー、プルースト、ブランショ、デリダ、クッツェー、トロロープなどの多彩な文学世界を、作品を読み込んでいない読者にも理解できるよう、できるだけ具体的な文例を軸にして分析。平易な叙述で作品の読み方とその面白さを説きつつ、文学の本質的問題に鋭く迫る。キーワードを挙げながらの説明は“現代思想と文学”への手引きともなっており、米国の脱構築的批評理論の第一人者によるまたとない文学入門である。

目次

第1章 文学とは何か
第2章 バーチャル・リアリティとしての文学
第3章 文学の秘密
第4章 なぜ文学を読むのか
第5章 文学の読み方
第6章 比較による読み方、あるいは骨折り損をすること

著者等紹介

ミラー,J.ヒリス[ミラー,J.ヒリス][Miller,J.Hillis]
1928年米国ヴァージニア州生まれ。オバーリン・カレッジ(物理学専攻)卒業後、ハーヴァード大学で文学に転向し、修士号と博士号を取得。ジョンズ・ホプキンズ大学、イェール大学を経て、1986年以後、カリフォルニア大学アーヴァイン校教授として教鞭をとり、英文学および比較文学を講じる。現在、同大学名誉教授。フランスのポスト構造主義哲学者ジャック・デリダの思想をアメリカに紹介。その影響下に独自の脱構築批評理論を形成。ポール・ド・マン、ハロルド・ブルーム、ジェフリー・ハートマンらとともに「イェール学派」の一人として活躍する批評家・理論家

馬塲弘利[ババヒロトシ]
1948年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、福岡女子大学文学部および大学院教授。専攻はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロピケ

5
面白いのかな?とパラっと開いたところに、カントの「小説読みを妻にもつ男云々」があって、読むことに決めた。本をバーチャル・リアリティの再現装置の一つとしての位置づけ、文学作品は「イデア」的なハイパーリアリティの世界を作者が発明または発見した(著者は発見に軍配を上げている)ものという視点から、著者の少年期の愛読書『スイスのロビンソン』やトロロープ、ヘンリー・ジェイムズの作品などを例に展開。何となく『ソフィーの世界』のソフィーとヒルデを思い起こさせる。普段の生活に全然役立たないとは思うけれど、不思議な感覚に陥る2013/01/29

wanted-wombat

3
バーチャルリアリティを生み出すものとしての文学に賛美的な「文学とは何か」という問に対する応答として論。読みの観点から文学を考察する。著者の示す読みのアポリアには同感。基本的にアレグロでしか読んでいないなぁ、と反省。レント的に、批評的に読む視点も獲得しないとなぁ、と思わされる。2013/08/19

へそ

0
ブランショのプルースト論について言及あり 『来たるべき書物』読む 2017/09/19

コマイヌ

0
没入ではないシリアスで客観的な扱い方を知りたいと思ったのに見事に真逆だった。(人文にしてもこれは酷いと思う、)子供染みて作者の存在も意図も見えずにいるしか没入出来ないとするには小説のあの豊穣な世界とその癒しの力を余りに下らないものに変えてしまうのでは?2016/10/11

Nobody1

0
バーチャルリアリティを生み出す文学。文学作品の世界に喜んで従う読み方かいかなる作品も読者を洗脳しようといているのだと決めてかかるような読み方か?筆者の解答は、「まあ、ともかく、ただ作品を読んでみるというのはどうだろう」。2013/08/13

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