出版社内容情報
訳者あとがきに代えて (中山元)の一部抜粋
著者のポール・ジョンソンは、イギリスの歴史家、ジャーナリストで、邦訳された著書には『チャーチル』(日経BP社)、『ナポレオン』(岩波書店)、『ユダヤ人の歴史』(徳間書店)、『キリスト教の歴史』(共同通信社)、『近代の誕生』(共同通信社)など多数ある。
ソクラテスについての書物は、歴史的なソクラテスと、プラトンの描いたソクラテスをどう切りわけるかという難問に直面することになるが、本書では当時のギリシアの歴史的な状況なども生き生きと描写しながら、おそらくそうであっただろうソクラテス像を描きだすことに成功している。ソクラテスの思想が現代においてもつ意味についても、説得力のある議論を展開している。
第一章 生ける人として、腹話術の人形として
第二章 幸福になる才能のある冗談好きな醜男
第三章 ソクラテスとオプティミズムの頂点にあるアテナイ
第四章 哲学の天才、ソクラテス
第五章 ソクラテスと正義
第六章 アテナイの道徳的な退廃とソクラテスの死
第七章 ソクラテス、哲学が人間に乗り移った男
内容説明
カリスマ的魅力を持った哲学の祖!等身大のソクラテス。古代ギリシアの「幸福になる才能のある冗談好きな醜男」を描いた評伝。
目次
第1章 生ける人として、腹話術の人形として
第2章 幸福になる才能のある冗談好きな醜男
第3章 ソクラテスとオプティミズムの頂点にあるアテナイ
第4章 哲学の天才、ソクラテス
第5章 ソクラテスと正義
第6章 アテナイの道徳的な退廃とソクラテスの死
第7章 ソクラテス、哲学が人間に乗り移った男
著者等紹介
ジョンソン,ポール[ジョンソン,ポール] [Johnson,Paul]
1928年英国生まれ。オクスフォード大学卒業、55年から70年までニュー・ステイツマン誌記者、編集長。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストに寄稿する傍ら、歴史家・評論家として優れた作品を発表している
中山元[ナカヤマゲン]
思想家・翻訳家。1946年生まれ。東京大学教養学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizimasu
ひろゆき
yuki
Splash
トチ