米中抗争の「捨て駒」にされる韓国

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米中抗争の「捨て駒」にされる韓国

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822236588
  • NDC分類 319.21
  • Cコード C0031

出版社内容情報

日経ビジネスオンラインコラム『早読み 深読み 朝鮮半島』発の第8弾。
「アジア大再編」を読み切る、必読の一冊です。米国と中国を相手に華麗な二股外交を展開し、
両大国を後ろ盾に、日本と北朝鮮を叩く――。
韓国・朴槿恵政権が目論んだ戦略は破綻した。

「北の核」と「南シナ海」をどうするか。
米中が本腰を入れ、手持ちの駒でせめぎ合う。
その狭間で右往左往するしかない韓国は
「離米従中」路線を暴走してきた末に
「核武装」「米軍撤退」論で迷走を始めた。
その先に待つのは「捨て駒」にされる運命だ。

日本も他人事ではない。
「オバマ後」の米国がアジアから遠ざかれば
極東の覇権を狙う中国と、きな臭い半島と、
直接に対峙することになる。
岐路に立つ日本が自ら道を開くには
必死に手筋を読み、打つべき手を打つしかない。

日経ビジネスオンラインPVナンバーワンコラム『早読み 深読み 朝鮮半島』発の最新第8弾。
「アジア大再編」を読み切る、必読の一冊です。

【プロローグ】 フリーズした韓国

【第1章】 北の核実験にうろたえる韓国
1.北の核実験で始まる「ドミノ倒し」
  やはり、韓国は核武装を言い出した
  解決の意思がないオバマ/政府の本音を代弁する与党/核のない日本は降伏した/
  国民投票で決めよう/本気で制裁しない中国/半島全体が中立化
2.では.韓国は米国側に戻れるのか
  掌返しで「朴槿恵の親中」を批判する韓国紙
  ホットラインは使えなかった/核実験前から「米国回帰論」/中国が覇権を握ると勘違い/
  朝鮮日報を揶揄した韓国経済新聞/「慰安婦カード」を取り上げられた/米国の怒りにようやく気づいた韓国
3.韓国は中国の手に乗るのか
  「在韓米軍撤収」を保守も主張し始めた
  オバマは「世間の笑いモノ」/「B52ショー」には騙されない/「衝動的な朝鮮人」/半島は米中で共同管理/
  核廃棄と引き換えに米軍撤収/慰安婦合意の裏に米国/伏線を敷いてきた中朝/中立化が射程に
4.嫌いだけど「風よけ」に使える日本
  そうだ、日本と一緒に核武装しよう
  「核武装権」を日韓で主張/韓国人は信用されない/日本の核は絶対許さない/
  日本の復讐を恐れる/静かに広がる核武装論
5.否定する朴槿恵、ほくそ笑む中国
  FIFA元副会長も唱えた「韓国の核武装」
  ベルギーほど重要でない韓国/「NPT脱退」掲げ大統領に?/否定して見せた朴大統領/
  「日本並み」を米国に要求/「中国の傘」は破れていない/「属国に戻れ」と命じる中国/根腐れした米韓同盟

【第2章】 韓国を叱り飛ばす中国
1.朴槿恵が二股外交のツケを払うのはこれからだ
  「THAADは核攻撃の対象」と韓国を脅す中国
  板挟みで「おとぼけ作戦」/朴槿恵の世界観が崩壊/丸腰だった韓国/日本にすでにXバンドレーダー/
  「私は悪くないからね」/北より南に厳しい中国/軍事目標にするぞ/スワップを打ち切る
2.新たな火種は「北朝鮮リスク」
  「通貨危機のデジャヴ」にうなされる韓国
  「欧州危機」以来のウォン安/地政学リスクが決定打/北に年間1億ドル渡してきた/
  左派系紙が叫ぶ「コリアリスク」/「体制崩壊」に言及した大統領/日本とのスワップは消滅/
  中国とも喧嘩、市場は底なし沼?
3.「THAADへの報復」に戦々恐々
  「中国大使に脅された」とうろたえる韓国人
  また、中国から属国扱い/ベトナム人なら・・・/元カノは要求を聞くべきだ/電池で報復?/
  「朴槿恵の失態」暴く左派系紙/中国系資金が逃げ出す/軍事報復もお忘れなく/
  1時間で日韓のTHAADを破壊/韓国人はどやしつけた方が・・・/朴槿恵がピエロになる日
4.「最強の制裁」にも浮かぬ顔の韓国人
  米国から「ピエロ役」を押し付けられた朴槿恵
  裏切り者の韓国/中国との駆け引きに転用/碁盤の石に転落/小憎らしい元・属国/
  「THAAD」で実現した強い制裁

【第3章】 米中の談合が始まった
1.どうせ、我々は「米中の捨て駒」なのだ
  朴槿恵外交は「暴走」から「迷走」へ
  WSJが抜いた米朝秘密接触/南ベトナムの二の舞に/米国の変節に不意打ち食う/
  空爆考えたクリントン/政権末期には北と妥協/朝鮮半島から「足抜け」/巨人たちのバスケットボール/
  自分の意思では動けない/日本の頭上のボール
2.結局は、中国に連れ戻される韓国
  「中国に立ち向かう役は日本にやらせよう」
  「国を滅ぼす朴槿恵」/経済人に圧力/大使の脅迫で下がった韓国株/袁世凱に擬せられた中国大使/
  強気の東亜日報も・・・/ずる賢さが必要だ/「やっつけられる日本」を見たい/韓国に嫌気する米国/
  米韓同盟の希薄化
3.「米朝平和協定」で米・中・朝が取引
  韓国を無視して「パンドラの箱」を開ける米国
  韓国には参加資格がない/乱れる米韓の足並み/米朝接触から米中合意へ/見栄張りの南北/
  手を打って喜ぶ? 北朝鮮/半島では仲がいい米中/「イラン合意」が雛型/大手柄の3代目/
  貧乏くじ引いた韓国
4. 「韓国切り捨て」も困る、「米朝接近」も困る
  トランプとオバマの間で惑う朴槿恵
  日韓に核武装させよ/「身に覚え」のあった韓国人/「米中朝」対「韓」/核開発の時間稼ぎ/
  オバマよりトランプがまし
5.日本も「安保環境の激変」に遭遇する
  交渉カードなき韓国は米中の「捨て駒」に
  秘密取引はない/「並行協議」で詭弁/「キューバ」に昇格?/親中のミャンマーも引き寄せた/
  韓国は世界のリーダー/「3者対話」で面子守る/力と意思こそ外交カード/「瓢箪から駒」の6カ国協議

【第4章】 韓国とどう間合いを取るのか
1.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 1
  米中の狭間で「フリーズ」する韓国
  安倍の土下座が見たい/米国の怒りでパニック/「米中等距離」に変化なし/「見せしめ」に叱る/
  対立の「ローカル化」/露骨になる北への「お声掛け」/幻想だった大国外交/プレーヤーから転げ落ちた/
  韓国を屈服させた日本?/韓国を笑えない
2.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 2
  「2015年の天安門事件」でついに怒った米国
  中国傾斜を難詰/ワシントンが突きつけた踏み絵/東南アジアへのドミノ/敵チームにいる韓国/
  趙甲済ドットコムは千早城/「従中」は既得権/TPPに乗り遅れた/韓国政府のミスリード/
  米中星取表で新たな黒星/中国のマインドコントロール
3.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 3
  「南シナ海」が揺らす米韓同盟
  洞ヶ峠の韓国/「韓国は3塁側に座るのか」/とぼけ続けた韓国/中韓は準・同盟国/
  ロープを切ろうとする日本/「ただ乗り」どころか「裏切り」/お荷物の韓国を助けるか?/
  米韓同盟は「中朝」に似てきた/米国は競争相手を必ず倒す/試される日本の覚悟
4.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 4
  「北朝鮮並み」の日本、「ロシア並み」の韓国
  Cold Peace/防衛費は日本の8割/独島を日本から守れ/笑いながら「日本は仮想敵」/
  対馬を占領すればよい/朴政権は壬辰倭乱を招く/日中が衝突したら・・・

【エピローグ】 「トランプ大統領」にどう向き合うか

鈴置 高史[スズオキ タカブミ]

内容説明

大国の狭間で日本も、岐路に立つ。「アジア大再編」を読み切る必読の第8弾。

目次

プロローグ フリーズした韓国
第1章 北の核実験にうろたえる韓国
第2章 韓国を叱り飛ばす中国
第3章 米中の談合が始まった
第4章 韓国とどう間合いを取るのか
エピローグ 「トランプ大統領」にどう向き合うか

著者等紹介

鈴置高史[スズオキタカブミ]
日本経済新聞社編集委員。1954年、愛知県生まれ。早稲田大学経済学部卒。77年、日本経済新聞社に入社、産業部に配属。大阪経済部、東大阪分室を経てソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)。04年から05年まで経済解説部長。95~96年にハーバード大学日米関係プログラム研究員、06年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。「中国の工場現場を歩き中国経済のぼっ興を描いた」として02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

42
シリーズ八作目。今回の中心は北の核実験と韓国の核武装論、THAAD配備を巡るドタバタ等。昨今アジアの国際情勢を描いたものには右左関わらず情緒的な論調が多い中、相変わらずイデオロギーを排した冷徹な視線が素晴らしい。このシリーズの基本姿勢として米中間における韓国外交を描いているのであるが、同時に二国間の対立も浮き彫りになっているように見えるなあ。この巻では韓国の外交事情より米中間のパワーゲームを見ている方が面白く感じるし。それにしてもトランプが大統領候補の今、日本も案外他人事では無い気もしますが。2016/06/30

kenitirokikuti

8
図書館にて。そういや、最近は鈴置氏の「早読み 深読み 朝鮮半島」が単行本化されてないなぁ。本書が扱うのは2015.10~2016.5。米国ではドナルド・トランプが共和党大統領候補に決まる少し前である。2018/08/23

Fumi Kawahara

2
早いもので、鈴置さんの日経オンラインビジネスのコラム集が第8巻まできました。韓国様様ですねw。コラムが載ると、ランキングがトップになるので、人気があるんでしょう。表向きにはもうマスコミでも騒がなくなりましたが、その情勢は皆様、興味があるようで。そりゃそうだ。朝鮮半島情勢は日本の安全保障に大いに影響しますからねん。米国さんの韓国外しがどこまで行くのか。これはチキンレースなのか、それともマジで捨ててもいい駒としているのか。日本としては、期待や願望をさしはさむことなくしっかり見定めるの大事、超大事(・ω・)2016/06/19

おおきなかぶ

1
同じ様な内容が繰り返されましたが、結論は、"この国は信用できない"とのことでした。2019/01/14

Masataka Sakai

0
三人の元カレに調子よく振る舞って 結局、だれも見向きもしなくなるのです ★★☆☆☆2016/08/13

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