出版社内容情報
日経ビジネスオンラインコラム『早読み 深読み 朝鮮半島』発の第8弾。
「アジア大再編」を読み切る、必読の一冊です。米国と中国を相手に華麗な二股外交を展開し、
両大国を後ろ盾に、日本と北朝鮮を叩く――。
韓国・朴槿恵政権が目論んだ戦略は破綻した。
「北の核」と「南シナ海」をどうするか。
米中が本腰を入れ、手持ちの駒でせめぎ合う。
その狭間で右往左往するしかない韓国は
「離米従中」路線を暴走してきた末に
「核武装」「米軍撤退」論で迷走を始めた。
その先に待つのは「捨て駒」にされる運命だ。
日本も他人事ではない。
「オバマ後」の米国がアジアから遠ざかれば
極東の覇権を狙う中国と、きな臭い半島と、
直接に対峙することになる。
岐路に立つ日本が自ら道を開くには
必死に手筋を読み、打つべき手を打つしかない。
日経ビジネスオンラインPVナンバーワンコラム『早読み 深読み 朝鮮半島』発の最新第8弾。
「アジア大再編」を読み切る、必読の一冊です。
【プロローグ】 フリーズした韓国
【第1章】 北の核実験にうろたえる韓国
1.北の核実験で始まる「ドミノ倒し」
やはり、韓国は核武装を言い出した
解決の意思がないオバマ/政府の本音を代弁する与党/核のない日本は降伏した/
国民投票で決めよう/本気で制裁しない中国/半島全体が中立化
2.では.韓国は米国側に戻れるのか
掌返しで「朴槿恵の親中」を批判する韓国紙
ホットラインは使えなかった/核実験前から「米国回帰論」/中国が覇権を握ると勘違い/
朝鮮日報を揶揄した韓国経済新聞/「慰安婦カード」を取り上げられた/米国の怒りにようやく気づいた韓国
3.韓国は中国の手に乗るのか
「在韓米軍撤収」を保守も主張し始めた
オバマは「世間の笑いモノ」/「B52ショー」には騙されない/「衝動的な朝鮮人」/半島は米中で共同管理/
核廃棄と引き換えに米軍撤収/慰安婦合意の裏に米国/伏線を敷いてきた中朝/中立化が射程に
4.嫌いだけど「風よけ」に使える日本
そうだ、日本と一緒に核武装しよう
「核武装権」を日韓で主張/韓国人は信用されない/日本の核は絶対許さない/
日本の復讐を恐れる/静かに広がる核武装論
5.否定する朴槿恵、ほくそ笑む中国
FIFA元副会長も唱えた「韓国の核武装」
ベルギーほど重要でない韓国/「NPT脱退」掲げ大統領に?/否定して見せた朴大統領/
「日本並み」を米国に要求/「中国の傘」は破れていない/「属国に戻れ」と命じる中国/根腐れした米韓同盟
【第2章】 韓国を叱り飛ばす中国
1.朴槿恵が二股外交のツケを払うのはこれからだ
「THAADは核攻撃の対象」と韓国を脅す中国
板挟みで「おとぼけ作戦」/朴槿恵の世界観が崩壊/丸腰だった韓国/日本にすでにXバンドレーダー/
「私は悪くないからね」/北より南に厳しい中国/軍事目標にするぞ/スワップを打ち切る
2.新たな火種は「北朝鮮リスク」
「通貨危機のデジャヴ」にうなされる韓国
「欧州危機」以来のウォン安/地政学リスクが決定打/北に年間1億ドル渡してきた/
左派系紙が叫ぶ「コリアリスク」/「体制崩壊」に言及した大統領/日本とのスワップは消滅/
中国とも喧嘩、市場は底なし沼?
3.「THAADへの報復」に戦々恐々
「中国大使に脅された」とうろたえる韓国人
また、中国から属国扱い/ベトナム人なら・・・/元カノは要求を聞くべきだ/電池で報復?/
「朴槿恵の失態」暴く左派系紙/中国系資金が逃げ出す/軍事報復もお忘れなく/
1時間で日韓のTHAADを破壊/韓国人はどやしつけた方が・・・/朴槿恵がピエロになる日
4.「最強の制裁」にも浮かぬ顔の韓国人
米国から「ピエロ役」を押し付けられた朴槿恵
裏切り者の韓国/中国との駆け引きに転用/碁盤の石に転落/小憎らしい元・属国/
「THAAD」で実現した強い制裁
【第3章】 米中の談合が始まった
1.どうせ、我々は「米中の捨て駒」なのだ
朴槿恵外交は「暴走」から「迷走」へ
WSJが抜いた米朝秘密接触/南ベトナムの二の舞に/米国の変節に不意打ち食う/
空爆考えたクリントン/政権末期には北と妥協/朝鮮半島から「足抜け」/巨人たちのバスケットボール/
自分の意思では動けない/日本の頭上のボール
2.結局は、中国に連れ戻される韓国
「中国に立ち向かう役は日本にやらせよう」
「国を滅ぼす朴槿恵」/経済人に圧力/大使の脅迫で下がった韓国株/袁世凱に擬せられた中国大使/
強気の東亜日報も・・・/ずる賢さが必要だ/「やっつけられる日本」を見たい/韓国に嫌気する米国/
米韓同盟の希薄化
3.「米朝平和協定」で米・中・朝が取引
韓国を無視して「パンドラの箱」を開ける米国
韓国には参加資格がない/乱れる米韓の足並み/米朝接触から米中合意へ/見栄張りの南北/
手を打って喜ぶ? 北朝鮮/半島では仲がいい米中/「イラン合意」が雛型/大手柄の3代目/
貧乏くじ引いた韓国
4. 「韓国切り捨て」も困る、「米朝接近」も困る
トランプとオバマの間で惑う朴槿恵
日韓に核武装させよ/「身に覚え」のあった韓国人/「米中朝」対「韓」/核開発の時間稼ぎ/
オバマよりトランプがまし
5.日本も「安保環境の激変」に遭遇する
交渉カードなき韓国は米中の「捨て駒」に
秘密取引はない/「並行協議」で詭弁/「キューバ」に昇格?/親中のミャンマーも引き寄せた/
韓国は世界のリーダー/「3者対話」で面子守る/力と意思こそ外交カード/「瓢箪から駒」の6カ国協議
【第4章】 韓国とどう間合いを取るのか
1.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 1
米中の狭間で「フリーズ」する韓国
安倍の土下座が見たい/米国の怒りでパニック/「米中等距離」に変化なし/「見せしめ」に叱る/
対立の「ローカル化」/露骨になる北への「お声掛け」/幻想だった大国外交/プレーヤーから転げ落ちた/
韓国を屈服させた日本?/韓国を笑えない
2.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 2
「2015年の天安門事件」でついに怒った米国
中国傾斜を難詰/ワシントンが突きつけた踏み絵/東南アジアへのドミノ/敵チームにいる韓国/
趙甲済ドットコムは千早城/「従中」は既得権/TPPに乗り遅れた/韓国政府のミスリード/
米中星取表で新たな黒星/中国のマインドコントロール
3.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 3
「南シナ海」が揺らす米韓同盟
洞ヶ峠の韓国/「韓国は3塁側に座るのか」/とぼけ続けた韓国/中韓は準・同盟国/
ロープを切ろうとする日本/「ただ乗り」どころか「裏切り」/お荷物の韓国を助けるか?/
米韓同盟は「中朝」に似てきた/米国は競争相手を必ず倒す/試される日本の覚悟
4.木村幹教授と韓国の「右往左往」を読む 4
「北朝鮮並み」の日本、「ロシア並み」の韓国
Cold Peace/防衛費は日本の8割/独島を日本から守れ/笑いながら「日本は仮想敵」/
対馬を占領すればよい/朴政権は壬辰倭乱を招く/日中が衝突したら・・・
【エピローグ】 「トランプ大統領」にどう向き合うか
鈴置 高史[スズオキ タカブミ]
内容説明
大国の狭間で日本も、岐路に立つ。「アジア大再編」を読み切る必読の第8弾。
目次
プロローグ フリーズした韓国
第1章 北の核実験にうろたえる韓国
第2章 韓国を叱り飛ばす中国
第3章 米中の談合が始まった
第4章 韓国とどう間合いを取るのか
エピローグ 「トランプ大統領」にどう向き合うか
著者等紹介
鈴置高史[スズオキタカブミ]
日本経済新聞社編集委員。1954年、愛知県生まれ。早稲田大学経済学部卒。77年、日本経済新聞社に入社、産業部に配属。大阪経済部、東大阪分室を経てソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)。04年から05年まで経済解説部長。95~96年にハーバード大学日米関係プログラム研究員、06年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。「中国の工場現場を歩き中国経済のぼっ興を描いた」として02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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