内容説明
どうも仕事がうまくいかないと悩む人の多くは、人間関係のつくり方に問題がある。単なるビジネススキルだけではなく、これからの時代は高度なコミュニケーション能力も必須となる。それは、「人を動かす」ということ。相手に悟られず、こちらの思うままに動かしてしまえば、ほとんどの業務は円滑に運べるのだ。
目次
第1章 日常業務―“自分のポジション”を確立する、18の心理マジック(「私たち」と多く言った人が、その場の総意を手に入れる。―総意誤認効果;「あなただけに」は銃と同じ言葉。先に突きつけたほうの勝ち。―自尊欲求 ほか)
2章 部下から上司へ―「イヤな上司」を「好きな上司」に変える、11の心理マジック(見せ方ひとつで、短所も長所に変えられる。―攻撃欲求;何もしてもらわなくても、「ありがとう」を言おう。―支配欲求 ほか)
3章 上司から部下へ―反応が鈍く、腰の重い部下をスルドく変身させる、14の心理マジック(「本当の君は」と繰り返し言えばやがて相手はそのように動いてくれる。―バーナム効果;厳しく始めて楽しく終えよう。楽しさだけを印象に残せる。―新近効果 ほか)
4章 社外交渉―手ごわい取引先の首をタテに振らせる、17の心理マジック(小さなイエスを二度言わせよう。三度目もたぶんイエスだ。―フット・イン・ザ・ドア・テクニック;最高のものから見せるのが、最強の暗示。―ロー・ボール・テクニック ほか)
付録 色彩による心理マジック―「スカイブルーが好き」や「ネクタイは赤系と決めている」というのは、単なる色の好みによるものではない。
著者等紹介
樺旦純[カンバワタル]
1938年岩手県生まれ。思考心理学者。アメリカ留学後、産業能率大学および産業能率大学経営管理研究所で、能力開発、創造性開発の研究・指導に携わる。産業教育研究所所長をへて、企業などの社員研修や能力開発の新分野で精力的に活躍中
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