内容説明
流通業界におけるグローバル化の波は、大手小売業/消費財製造業の日本進出というリアルな側面とネットワークでの取引というバーチャルな側面の両方から押し寄せてきている。これら進出企業のほとんどすべてがネットワークを通じての調達システムを持ち、CPFRにより取引先にコラボレーションをベースとした効率的サプライチェーンを推進し、さらに企業統合を図り企業規模を巨大化している。今、世界の流通業界で何が起こっており、どのような方向に動いているのか、またどのような仕組みを採用しているのかを知る必要がある。本書ではCPFRの解説を通じて、グローバル・リテイルの動向をも伝えていく。
目次
第1章 CPFRの登場とその背景
第2章 CPFRのビジネスモデル
第3章 CPFRの導入ポイントと期待効果
第4章 CPFR実現のポイント
第5章 海外有力企業によるCPFR導入実験
第6章 急速に進化するCPFRの動向
付表 主要CPFRベンダー各社の概要
著者等紹介
アンドラスキー,ジョセフ[アンドラスキー,ジョセフ][Andraski,Joseph]
GCI CPFR委員会副会長、OMIインターナショナル上級副社長、ミシガン州立大学およびペンシルベニア州立大学教授。24年間ナビスコフード社に勤務、サプライチェーン担当副社長等の要職を歴任。米国流通業界組織であるECR、GMIの委員を務め、業界の効率化推進に貢献。1996年より3年間VICS CPFR委員会初代会長
舟本秀男[フナモトヒデオ]
舟本流通研究室代表、リテイルシステムズ研究会主宰、GCI CPFR委員会諮問委員。1966年小樽商科大学卒業、同年日本NCR株式会社入社。NCRコーポレーション(米国)日本担当ディレクター、日本NCR株式会社取締役流通システム事業部長、NCRコーポレーション(米国)ファーイースト担当ディレクターを歴任後、1999年日本NCR株式会社役員を退任し、舟本流通研究室設立
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