出版社内容情報
SNSは引きこもり・いじめなど、対面でカウンセリングを行えない案件に有効な手段(ツール)とされてきましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためのテレワーク化、豪雨被害などの避難所生活など、オンラインでの支援が再認識されています。企業・自治体・教育機関では、オンラインによる心の支援(=カウンセリング)体制の構築が急務となり、国策としてもオンラインカウンセリング導入のために多額の予算が付けられ、各自治体・教育委員会等に対策の要請が行われています。
著者が常務理事を務める一般財団法?全国SNS カウンセリング協議会への相談も多く、厚生労働省の被災者支援、文部科学省のいじめ相談をはじめ、介護事業団体での心のケア、大手生命保険会社での社員モチベーション向上など幅広く実施し成果を上げています。
一方、構築のために必要な人・モノは何か、どのようなシステム(プラットフォーム)を設計するか、内外関係者の役割は何かなど、指標になるものがまだ存在しません。そこで、現在、SNS カウンセリングの現場で活躍する専門家たちが提唱する設計・導入・運営の方法を、企業・自治体・教育機関それぞれの特性に合わせて紹介します。
内容説明
“気づけない心の声を聴く”“離職・自殺を予防する”“被災地・遠隔地とつながる”SNSカウンセリングの現場で活躍する専門家が提唱する体制作りと実行のすべてを企業・自治体・教育機関それぞれの特性に合わせて紹介!
目次
第1章 SNSカウンセリングとは何か(SNSカウンセリング誕生の背景;SNSカウンセリングの誕生後の展開;SNSカウンセリングの活用 ほか)
第2章 SNSカウンセリングの実際(導入の基本姿勢;事例1 京都アニメーション放火殺人事件;事例2 SNS誹謗中傷等心のケア相談 ほか)
第3章 SNSカウンセリングの意義・展開(アカデミックな視点から見たSNSカウンセリング;SNSカウンセリング誕生の原点;産業医から見たSNSカウンセリング ほか)
巻末資料
著者等紹介
浮世満理子[ウキヨマリコ]
全心連公認上級プロフェッショナル心理カウンセラー/メンタルトレーナー。アメリカで心理学を学び、帰国後、株式会社アイディアヒューマンサポートサービスを設立。プロスポーツ選手などのトップアスリート、サッカーJ1チームや五輪チーム、芸能人、企業経営者などのメンタルトレーニングを行うかたわら、多くの方にカウンセリングを学んでほしいと教育部門アカデミーを設立し、心のケアの専門家の育成も行う。全国心理業連合会代表理事。国や自治体とLINEを活用した無料相談を推進している全国SNSカウンセリング協議会常務理事。著書のほか、TVにも多数出演
杉原保史[スギハラヤスシ]
京都大学学生総合支援センター長、教授。教育学博士、公認心理師、臨床心理士。京都大学教育学部、京都大学大学院教育学研究科にて臨床心理学を学ぶ。大谷大学文学部専任講師、京都大学保健管理センター講師等を経て現職。全国SNSカウンセリング協議会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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