出版社内容情報
人間の記録 第90巻 徳川幹子 「わたしはロビンソン・クルーソー」
四六版 本体1,800円
ISBN4-8205-4336-9
徳川幹子(1902~1996)東京都出身
昭和期の社会運動家。旧鳥取藩主を継ぐ侯爵池田沖博の長女。
敗戦により家族制度の廃止にあい、43歳で開拓農民となる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
32
徳川最後の将軍慶喜の孫であり、旧鳥取藩主池田侯爵の長女であり、一橋徳川家に嫁いだ伯爵夫人。超セレブな華族のお暮らしから戦後は一転、茨城県水戸郊外の開拓地に入植、開拓農民となる。お姫様から農家のおばちゃんへ。落差の激しすぎる人生、面白かったー!この本は幹子さん82歳の時の聞き書きですが、表紙の笑顔がステキ。そしてやはりお言葉使いがステキ。「おけがをあそばしたら、どうあそばします」なんて舌を噛みそう。日本図書センターの人間の記録シリーズは楽しいなー。2021/06/05
おばこ
0
慶喜の孫が、こんなたくましい女性で、何だかほほえましかった。もう少し、夫婦のエピソードなどあればよかったと思う。2019/06/06