内容説明
本書は、コーポレートガバナンスという課題を日本の企業が、どのように捉えているか、またどのように捉えていないかを明らかにしようとするものである。そのため、まず、この問題を巡る最近の主要な動きを整理した上で、コーポレートガバナンス論がどのような背景の中でどのような展開を見せてきたかを、国際的な比較を含めて検討する。さらに、日本企業の実態調査に基づいて、現時点でのコーポレートガバナンスの全体像を明らかにし、先進的な企業の実践を紹介する。最後に、こうした検討を基盤として、二一世紀における、日本企業のコーポレートガバナンスのあり方を提示しようと試みている。
目次
コーポレートガバナンス―近年の動向
コーポレートガバナンス論の展開
コーポレートガバナンスの分析(全般的傾向;比較分析)
先進企業のケース・スタディ
二一世紀のコーポレートガバナンスの構図
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- 和書
- 心理学要論