内容説明
GHQが塗り潰した「日本人の心」。『われは海の子』『水師営の会見』『桜井のわかれ』『村の鍛冶屋』…教科書から排除、切り刻まれた歌詞には、先人が大切にした価値観や美徳がある。私たちの唱歌を取り戻そう。
目次
第1章 戦争に翻弄された歌
第2章 教科書からの削除と改変
第3章 生き残った名曲の秘密
第4章 台湾人の心に響いた唱歌
第5章 闇に葬られた満州・朝鮮の歌
第6章 100年先まで歌い継ぎたい
著者等紹介
喜多由浩[キタヨシヒロ]
昭和35(1960)年、大阪府出身。立命館大学卒。59年産経新聞社に入り、社会部次長、月刊『正論』編集部次長などを経て、現在文化部編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やじ
19
GHQは、我が国が古来より大切に育んで来た精神、文化を検閲し、勝手に書き換え、大量に削除し、二度と立ち上がれないようにして去って行った。日本以外にそんな事をされた国はあるのだろうか。消されたり改編された様々な物事を知る度に悲しみで一杯になる。日本を取り戻すのはもう遅いのだろうか。特におかしなアイヌや慰安婦や戦時朝鮮人応募工などをきっかけにしてこの事に気づく人が増え、教育が偏っている事を訴える政治家に投票するしかない。この本に関しては、載っている全曲を収録したCDを出して下さい。2020/07/15
里季
18
これくらい神経質にならんでも、という歌や、そらアカンやろ、という歌あり。2023/12/16
H
5
戦前と戦後の分断が唱歌にまであったとは知らなかった。せめてGHQの手に掛かったものくらいは取り戻したいもの。2020/08/15
kazu
2
知らなかったことが多く、興味深く読みました。今に残したかった味わい深い歌がたくさんあったと思いました。歌に込められた優しい気持ち、子どもたちのために多くの音楽を作った話など心温まる気がしました。2021/07/04