内容説明
自虐も「戦後洗脳」も吹き飛ぶ日本人論。なぜ日本人はここまで世界の人々と違うのか。「戦後」よりはるかに長い時間が大量虐殺の歴史を持つ国々と、災害死の国・日本の違いを生んだ。国土学の第一人者が日本人の強みも弱みも解き明かす。戦後70年だからこそ問い直したい日本人とは何か。「日本人」を知れば他国のこともわかる!
目次
序章 「日本人」の否定からは何も生まれない(「流れていく歴史」を持つ日本人;「人為の国」と「天為の国」 ほか)
第1章 歴史を動かした国土と災害・飢饉(災害集中期おある日本;『方丈記』と災害飢饉 ほか)
第2章 なぜ「日本人」は生まれたのか(日本の国土は他国と堂違うか;「日本人」を育んだ国土 ほか)
第3章 なぜ日本人は世界の残酷さを理解できないか(世界の扮装と都市城壁;世界の大量虐殺スケール ほか)
第4章 なぜ日本人は権力を嫌うのか(分散した平野の小さな共同体;「権利」という言葉を持たなかった日本人 ほか)
第5章 なぜ日本人は中国人とここまで違うのか(中国は「権力」を発見した;広大な地域の支配が必要な中国 ほか)
第6章 なぜ日本人には長期戦略がないと言われるか(「思考」を形造った大量虐殺;戦うための「言葉の発達」 ほか)
第7章 なぜ日本人はグローバル化の中で彷徨っているか(無理をした「個」の強要;砂粒になった日本人は弱い ほか)
著者等紹介
大石久和[オオイシヒサカズ]
1945年、兵庫県生まれ。1970年、京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、建設省入省、建設省道路局長、国土交通省技監等を歴任。2004年、財団法人国土技術研究センター理事長就任、2013年より同センター国土政策研究所所長。専攻・国土学。京都大学大学院経営管理研究部特命教授、公益社団法人日本道路協会会長等を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
あっ!chan
hk
ひろし
roatsu
-
- 和書
- 発話の権利