内容説明
耐震性能を指標化し、従来の設計のように基準のレベルを上回ることを確認するだけでなく、どの程度の(高い)耐震性能を有するものか、を確定値および確率で表現するための「設計指針(案)」。耐震性能評価指標の提示、性能設計における材料特性の考え方、地盤の応答増幅の簡易評価法を含む応答変形の評価、部材の非線形解析モデル化手法の検証、時刻歴応答解析による応答評価法と解析結果の評価、部材の挙動(損傷度)に基づく限界状態(限界変形角)の評価法、崩壊機構を保証する従来の設計法との関係(適用限界)の明示、限界状態の超過確率の評価手法、などに関して新たな評価法を提案している。
目次
1章 総則
2章 性能評価の原則
3章 性能評価項目
4章 材料
5章 地震荷重
6章 構造解析
7章 耐震性能評価
8章 耐震性能危険度の評価
実用的評価手法
評価例