内容説明
戦後社会科学の旗手であった大塚久雄。彼の提起したさまざまな基本的論点は、現在の人間・社会・世界に対してどのような問いを投げ掛けているだろうか。
目次
第1部 資本主義と共同体(問題提起―没後二〇年の大塚久雄;資本主義と可能性としてのコモンウィール;近代資本主義とアソシエーション―永遠の希望と永遠の絶望;国民経済と経済統合;「ネーション」のとらえ方をめぐって―大塚久雄と内村鑑三 ほか)
第2部 大塚久雄が問いかけるもの(大塚史学から継承すべき課題;大塚久雄の「方法」をめぐって;『共同体の基礎理論』と日本前近代史研究;近代社会の「人間的基礎」と組織原理―小野塚報告に触発されて;国民経済論から国民経済の諸類型へ―大塚久雄の産業革命論 ほか)
著者等紹介
梅津順一[ウメツジュンイチ]
青山学院大学総合文化政策学部教授、学校法人青山学院院長。1947年生まれ。1978年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。経済学博士
小野塚知二[オノズカトモジ]
東京大学大学院経済学研究科教授。1957年生まれ。1987年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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