出版社内容情報
技術革新に対して企業は市場の要請にどのように応えてきたか。東レ、ニコンとキャノン、シャープ、三菱重工など国際競争力をささえた基礎技術と技術能力を明らかにする。
内容説明
政官財の利権・汚職の温床、ムダの代名詞として批判されがちな公共事業のそもそもの特質とは何か。その形成過程と果たしてきた役割を具体的に分析、併せて先進・途上国の経験をふまえて、改革のあり方を検討する。
目次
第1部 現代日本の公共事業(財政危機下における公共投資偏重型財政システム;民活導入と公共事業の再編;地域からみた公共事業―茨城県八郷町の事例を手がかりに;建設業の就業構造からみた公共事業―雇用効果の意義と限界)
第2部 公共事業の国際的経験(イギリスPFIの生成と展開―その批判的検討;市民化されたアメリカの地方公共事業―シアトル・メトロの経験;フランスの公共事業―フランス型モデルによる運営;ブラジルにおける公共事業―産業基盤整備から住宅投資へ;シンガポールの公共住宅政策―その展開と資金調達メカニズム;中国における公共事業の変化と地方財政;途上国におけるインフラ整備と民活)
著者等紹介
金沢史男[カナザワフミオ]
1953年生まれ。1982年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、横浜国立大学経済学部教授
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