目次
第1章 鉄道技術の導入における受容の姿勢
第2章 鉄道技術の自立過程における技術官僚の役割
第3章 大量輸送の要請と規格化の進行
第4章 大量輸送化と停車場の改良
第5章 戦時輸送と改良の挫折
補論 鉄道史研究における政策と技術
感想・レビュー
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rbyawa
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e266、目新しかったのが幕末の鉄道計画(フランスは幕府との共同計画、アメリカは建設申請、イギリスは自立計画の推奨、かな)からの明治初期までの時代の話。民部省で鉄道掛が作られ、工部省が立ち上げられると引き取られ、鉄道寮となり、という変遷。工科大学が立ち上げられるまでなどの政府機関の辺り、鉄道技術者の育成過程とお雇い外国人との交替もさくさくと。しかし初期の東西幹線のルート変更って本当に情報ないのね、技術系のところに残ってないと公的資料だと全滅かもしれないのか、この本だと軍部の関係が強いって解釈してるんだね。2014/09/23