ちくま新書<br> 「聴能力!」―場を読む力を、身につける。

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ちくま新書
「聴能力!」―場を読む力を、身につける。

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068538
  • NDC分類 141.22
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「よく聴く」ことで、相手やその場を理解し、プレゼンや面接で魅力的な話し方ができ、コミュニケーション上手になる。誰もが持つ「聴能力」を効果的に使おう。

内容説明

「魅力的な話し方をしたい」「コミュニケーションが下手だ」「プレゼンや面接で人を惹きつける話がしたい」…その要は「聴能力」にあり。耳には、音を聴くのみならず、微妙な感覚を感じ分けるセンサー機能が組み込まれている。それらを活用して空間を読み、その場を効果的に生かす術、舞台で上がらないコツ、覚えておくと日常的に役立つ「聴能力」のテクニックを紹介。また聴覚そのものを進化の歴史から見直し、生命にとっての「聴くことの意味」から現代社会に不足しがちな「察する力」「思いやる心」まで、多様な重要性を訴える。

目次

第1章 「離見の見」で空気を読む―視覚と聴覚の二刀流
第2章 コミュニケーションの聴能力―平板メディアとライブの奥行き
第3章 トラと子猫の見分け方―耳で大きさを測る法
第4章 聴かない「聴能力」―早口言葉と速読のテクニック
第5章 耳にまぶたはついていない―日常に耳を澄ます
第6章 耳は何のためにある?―進化から見た聴能力
第7章 仮面の告白と「聴能力」―気配りから思いやりへ

著者等紹介

伊東乾[イトウケン]
1965年東京生まれ。作曲家、指揮者。ベルリン・ラオムムジーク・コレギウム芸術監督。東京大学理学部物理学科卒、同大学院修了。同一回出光音学賞受賞後、東京フィルハーモニー交響楽団副指揮者、テレビ朝日系列「新・題名のない音楽会」音楽監督などを経て2000年より東京大学大学院情報学環作曲指揮研究室助教授、07年より准教授、東京藝術大学ほかでも後進の指導に当たる。著書に『さよなら、サイレント・ネイビー』(開高健ノンフィクション賞、集英社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

異世界西郷さん

10
円滑なコミュニケーションを行うためには音を聴く力が必要と説く一冊。コミュニケーションというものは発信するのも重要ですが、それ以上に受信することに重きを置くべきというのは納得です。まあ、それが出来れば苦労はないわけですが。人間や他の動物がどのように音を感じ取っているのかや様々な場面での音の使い方など参考になりそうな話も多く為になりました。今後、本書に書いてあることは気にかけていきたいです。2016/11/25

Humbaba

10
音というのは非常に多くの情報を含んでいる。ただし、多くの情報があったとしてもそれを誰もが適切に解読できるという訳ではない。寧ろ、その中の殆どの部分は無視されてしまっている。完全に身につけるのはなかなか難しいところではあるが、少しでも身につけられればそれで幅が広がる。2016/01/15

サトシ人生サボらない隊

3
作曲家の視点で世の中の音にまつわる様々な話。聴覚も大事な機能です。2025/05/22

2
なかなか読書のペースが上がらず困っていたので、速読の話は参考になった。スピード重視なら「音にしない速読」、読解したいなら「イメージ音読」、何かを書き上げる時には「遅い音読」を使い分けることが有効とのこと。かといって、試験中にブツブツ音読するのは難しいと思うが...2017/03/26

しゅんぺい(笑)

2
いままで読まなかったような本に手を伸ばしたシリーズ。人間の五感のなかでも耳に焦点を当てた本。耳だけにとどまらず、人間の身体ってうまいことできてるねんなぁ、ということを考える。2016/01/20

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