出版社内容情報
若くして召された八木重吉の3000あまりの詩の中から、信仰詩を中心に72編を精選し、静謐な写真を添える。若くして召された八木重吉の告白とも言える信仰詩に、静謐な写真を添える
八木重吉の詩は素朴で力強く、純粋さに満ちている。時に、信仰告白とも言える作品が多い。神に叫び、訴えるかと思うと、愛を歌い、妻を案じ、その妻と児のためには信仰を捨てることも厭わないと言い切る。そこに己の十字架と贖罪があると歌う。歌手の沢知恵氏による解説付き。
【目次】
序
◆うつくしいもの
うつくしいもの/おおぞらの こころ/いきどおりながらも/ねがい/ねがい/心よ/愛/愛のことば/生活と詩/愛/断章
◆素朴な琴
かなしみのせかいをば/このかなしみを/ついに/雲/雲/空/郷愁/ふるさとの/素朴な琴/不思議/空が 凝視ている/石塊と 語る/大木を たたく/森へはいりこむと/太陽/太陽/秋の かなしみ/葉/本当のもの/草に すわる/やまいある日/まずしさを
◆ああちゃん!
ある日/妻は病みたれば/春/桃子よ/春/妻よ、/春/母をおもう/いつになったら/ゆるし/ぽくぽく/ああちゃん!
◆祈
このよに/みずからをすてて/路をなつかしみうる日は/いつわりのない/かげのごとくすぎてゆく/貧というもじと/きりすと/すべての/てんにいます/きりすとを おもいたい/もったいなし/よぶがゆえに/われよべば/ときと/無題/天/断章/色は/遊び/祈/イエス/死をおもう/何はともあれ/富子/富子/在天の神よ/わが詩いよいよ拙くあれ
詩人、八木重吉 沢知恵
序
◆うつくしいもの
うつくしいもの/おおぞらの こころ/いきどおりながらも/ねがい/ねがい/心よ/愛/愛のことば/生活と詩/愛/断章
◆素朴な琴
かなしみのせかいをば/このかなしみを/ついに/雲/雲/空/郷愁/ふるさとの/素朴な琴/不思議/空が 凝視ている/石塊と 語る/大木を たたく/森へはいりこむと/太陽/太陽/秋の かなしみ/葉/本当のもの/草に すわる/やまいある日/まずしさを
◆ああちゃん!
ある日/妻は病みたれば/春/桃子よ/春/妻よ、/春/母をおもう/いつになったら/ゆるし/ぽくぽく/ああちゃん!
◆祈
このよに/みずからをすてて/路をなつかしみうる日は/いつわりのない/かげのごとくすぎてゆく/貧というもじと/きりすと/すべての/てんにいます/きりすとを おもいたい/もったいなし/よぶがゆえに/われよべば/ときと/無題/天/断章/色は/遊び/祈/イエス/死をおもう/何はともあれ/富子/富子/在天の神よ/わが詩いよいよ拙くあれ
詩人、八木重吉 沢知恵
八木 重吉[ヤギジュウキチ]
著・文・その他
おちあいまちこ[オチアイマチコ]
写真
沢 知恵[サワ トモエ]
解説
目次
うつくしいもの(うつくしいもの;おおぞらのこころ ほか)
素朴な琴(かなしみのせかいをば;このかなしみを ほか)
ああちゃん!(ある日;妻は病みたれば ほか)
祈(このよに;みずからをすてて ほか)
著者等紹介
八木重吉[ヤギジュウキチ]
詩人。1898(明治31)年、東京府南多摩郡に生まれる。神奈川県師範学校予科に入学。その後、東京高等師範学校に進学。1919(大正8)年、本郷の駒込基督会にてキリスト教の洗礼を受ける。内村鑑三の著作の影響を受けて無教会信仰に近づく。また、知人に頼まれて島田とみの勉強を見たことがきっかけで交際。その後、兵庫県御影師範学校に英語科教諭兼訓導として赴任し、多くの短歌・詩を書き残す。とみと結婚後も詩作に励み、1925(大正14)年には詩集『秋の瞳』を刊行。1926(昭和元)年、結核第二期の診断を受け、療養生活に入る。病床ノートに作品を書き綴る。余病の併発に苦しむなかで第二詩集『貧しき信徒』の自選を進め、出版の準備をする。1927(昭和2)年10月26日死去
おちあいまちこ[オチアイマチコ]
フォトグラファー。恵泉女学園大学公開講座講師。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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