内容説明
日本人の心の琴線にふれるキリスト教と師イエスの素顔を真摯に求めて長い旅を続けてきた現代の直弟子が、誕生から復活までを記述したイエスの生涯。
目次
第1章 師イエスの故郷・ナザレの村
第2章 師イエスのユダヤ教への疑惑と反発の芽生え
第3章 ナザレの村からの出奔・洗礼者ヨハネ教団への入団
第4章 洗礼者ヨハネ教団からの離脱とガリラヤ宣教の開始
第5章 ガリラヤの春・「旧約律法」の重圧からの民衆の解放
第6章 ユダヤ教指導者層たちとの対決
第7章 民族宗教ユダヤ教の否定と超克
第8章 北ガリラヤおよび国外への師一行の逃避行
第9章 エルサレムへの死出の旅路
第10章 エルサレムでの最後の日々
第11章 師イエスの逮捕と死と復活
エピローグ 私のささやかな思い
著者等紹介
井上洋治[イノウエヨウジ]
1927年、神奈川県に生まれる。東京大学文学部哲学科を卒業。1950年、フランスに渡り、カルメル会修道院に入会、修道のかたわらリヨン、リールの各大学で学ぶ。1957年カルメル会を退会し、帰国、1960年、司祭となる。1986年より「風の家」を創める
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