内容説明
『ライオンと魔女』、『カスピアン王子のつのぶえ』、『朝びらき丸東の海へ』―、時代や世代を超えて世界中の人々に愛されてきた『ナルニア国物語』。この物語は、どのようにして生まれたのだろうか。著者C.S.ルイスとは、どんな人だったのだろうか。動物の国や別世界への憧れを育んだルイスの少年時代の家やアイルランドの風景、『指輪物語』の著者J.R.R.トールキンをはじめとする深い友情で結ばれた仲間たち、そして、映画『永遠の愛に生きて』に描かれた、熟年になってからの愛と、愛する者の死―。貴重な写真と美しい訳文で、ルイスの生涯を綴る。
目次
第1章 はじまり
第2章 夢と夢みる尖塔
第3章 友人たち、神々、そして悪魔たち
第4章 ナルニア
第5章 不意なる歓び
第6章 影の国に別れを告げて
著者等紹介
中村妙子[ナカムラタエコ]
1923年、東京に生まれる。東京大学西洋史学科卒業。翻訳家。アガサ・クリスティ、C.S.ルイス、R.ピルチャーをはじめとする英米の文学作品、数多くの児童書等の翻訳を手がける
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