終末期の自己決定を支える訪問看護―療養者・家族がともに納得できる最期を迎えるために

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  • サイズ A5判/ページ数 128p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784818010161
  • NDC分類 492.9
  • Cコード C3047

内容説明

自己決定の支援は、「自己決定にかかわろうという認識」がなければ始まりません。そして、在宅療養者と家族がその関係性を保持しながら自己決定をしていく過程を支援します。訪問看護師自身が自己決定にかかわろうとする認識が重要です。また、専門的な知識と技術を有する訪問看護師のありようと、人としてのありようが自己決定の支援の中核をなしています。在宅ケアでは、訪問看護師が自律して判断しサービスを提供することが重要です。そして人生観や価値観にかかわる自己決定の支援では人としての人間性そのものが重要な要素となっています。お互いの思いを尊重しながら、悲しい時にともに泣き、嬉しい時にともに喜び、解決策がうまく見つからない時にもともに考える。そのような人と人とのかかわりが自己決定のベースになっています。

目次

第1章 療養者と家族がともに納得できる自己決定を支援するために(自己決定を支えることの意味;自己決定において葛藤を生じやすい場面での支援のあり方;経験による実践知を共有していくことの重要性)
第2章 自己決定を支える訪問看護師に何が求められているのか(自己決定を支える訪問看護師の役割;訪問看護師自身のジレンマを乗り越えること;熟練訪問看護師の意思決定のプロセスをとらえる ほか)
第3章 訪問看護師たちは自己決定を実際にどう支えたのか(医療処置に関する自己決定への支援;「最期まで在宅で」という自己決定への支援;和解に向けての自己決定への支援 ほか)

著者等紹介

川越博美[カワゴエヒロミ]
聖路加看護大学看護実践開発研究センター教授

松村ちづか[マツムラチズカ]
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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