内容説明
「子どもの意見表明権」とは何か?子どもの意見表明権を保障するためには?「子どもの意見」と「子どもの最善の利益」のはざまの悩みにこたえる一冊!令和4年児童福祉法改正(令和6年4月1日施行)対応。
目次
第1章 子どもの意見表明権―“理論”を中心に(子どもの意見表明権;子どもの聴かれる権利;乳幼児・障害のある子どもの意見表明権;子どもの意見表明権と子どもの最善の利益;児童相談所の現場における意見表明権)
第2章 児童相談所業務と子どもの意見表明権―“実務”を中心に(児童相談所における主な虐待対応と子どもの意見表明権;ケースから考える子どもの意見表明権)
第3章 意見聴取等措置と意見表明等支援事業―子どもの意見表明権の“これから”(意見聴取等措置;意見表明等支援事業;子ども主導)
第4章 子どもの意見表明権の保障のための制度構築に向けて―兵庫県明石市におけるこどもの意見表明支援制度(兵庫県明石市におけるこどもの意見表明支援制度;意見表明等支援事業の実施に向けて)
著者等紹介
浦弘文[ウラヒロフミ]
弁護士・社会福祉士・公認心理師・精神保健福祉士。2012年弁護士登録。弁護士登録後は、少年事件の付添人や子どもシェルターに入所した子どもの担当弁護士として活動。2017年に兵庫県明石市に入庁。2019年4月に同市に設置された明石こどもセンター(児童相談所)の立ち上げに携わり、同センター開設後は同センターの相談支援担当課長(常勤弁護士・指導指導教育担当児童福祉司)として勤務。また、2021年10月に同市が兵庫県弁護士会と協定を締結し制度化した「子どもの意見表明支援制度」を立案し、構築・運用に至るまで中心となって業務に従事。2023年3月より、奈良市子どもセンターの常勤弁護士として勤務。委員活動等。NPO法人全国子どもアドボカシー協議会理事(2022年~)。日本弁護士連合会子どもの権利委員会委員・幹事(2015年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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