内容説明
『般若心経』や、『無量寿経』『観無量寿経』などの浄土経典、そして観音さまが最も私たちに歩み寄られたような『妙法蓮華経』観世音菩薩普門品第二十五など、これらの経典を通じて私たちは観音さまを極く近しい仏さまとして敬って来ました。例えば不動明王が、その激しい相貌から厳父に擬せられるとすれば、一方観音さまは、多くが優しい慈眼慈相に描かれることで、慈しみ深い母親にたとえられ、人々の篤い信仰を今日も受けつづけています。本書はその観世音菩薩の仏画集。
目次
あまねく慈光
華観音
慈母観音
三十三観音
三十三応化身
六観音
聖観音
十一面観音
千手観音
不空羂索観音
准胝観音
馬頭観音
如意輪観音
著者等紹介
江本象岳[エモトショウガク]
1940年生まれ。第406世高野山管長森寛紹貌下より「象岳」の雅号をたまわる。主な作品に高野山金剛峯寺「嵯峨天皇御影」、京都・大覚寺「不動明王」「金剛華菩薩」、奈良・長谷寺、和歌山・根来寺、京都・智積院「興教大師」、兵庫・門戸厄神「十二天曼荼羅」「薬師三尊」「五大明王」他、東京・高幡不動尊「不動明王」「十二天屏風」、京都・愛染院「愛染明王」、大阪・天鷺寺「普賢延命菩薩」他、徳島・地蔵寺「勝軍地蔵」、愛媛・浄土寺「聖観音」他多数の寺院に仏画を納める。個展に徳島・そごう/平成4年。東京・高幡不動尊/平成6年。大阪・太融寺/平成7年。松山・いよてつそごう/平成9年。東京・高幡不動尊/平成10年。奈良・薬師寺/平成11年。群馬・太田市東毛学習センター/平成12年。東京・高野山東京別院/平成13年
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