内容説明
明治大正期を代表する英語教育者・英語学者であり、辞書編纂者・文法書執筆者としても知られる斎藤秀三郎(1866~1929)の業績に焦点をあてた評伝。正しい英語学習・英語教育の変革のために、現代にも通じる方途を示す。斎藤の遺した仕事に直接触れられるよう、主要著作・講義録13点の目次と本文サンプルも併載。
目次
Idiomology vs.Phraseology
黎明期の英語
遍歴時代
正則英語学校の創立と組織英語学の樹立
斎藤組織慣用語法学の著作群
全盛期の正則英語学校
S.E.G.Systemとは何か
『正則英語学校講義録』(S.E.G.Abroad)
『熟語本位英和中辞典』の出現
『携帯英和辞典』
『和英大辞典』の完成
未完に終わった『熟語本位英和大辞典』
斎藤のイディオモロジー
斎藤式英語研究法
斎藤秀三郎と彼をとりまく人々
著者等紹介
竹下和男[タケシタカズオ]
麻布学園、慶應義塾大学経済学部卒業。松下電器産業(現・パナソニック)で全社経営企画、海外調査を担当した後、同グループのナショナル証券に移籍し金融商品開発責任者として幅広い金融商品の設計・企画に携わる。その後、大手翻訳会社に勤務。現在、イグザモニックス研究所を主宰。日本英語教育史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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