出版社内容情報
硫黄島の死闘を指揮した栗林忠道中将の生涯。
太平洋戦争屈指の激戦、硫黄島の戦いを指揮した栗林忠道中将。自軍の3倍の米軍を相手に、徹底的な持久戦を行なった名将の実像に迫る。
太平洋戦争屈指の激闘だった硫黄島をめぐる日米の戦い――。
▼米国はB-29による東京爆撃の中継基地として硫黄島を欲し、日本は予想される本土決戦を少しでも遅らせるため、この島を死守する必要に迫られた。
▼しかし硫黄島は火山島であり、いたる所で硫黄ガスが噴出し、満足に飲み水すら確保できない場所――。そんな悪条件ばかりの孤立無援の島で守備隊の将兵を鼓舞し、米軍の猛攻に死力を尽くして立ち向かった日本側指揮官、それが栗林忠道中将である。
▼彼は、それまで日本軍の伝統だった“水際撃滅”の戦術を放棄し、硫黄島全体に巨大な地下要塞を造りあげ“徹底的な持久戦”で挑んだ。そして自軍の3倍を超える圧倒的兵力の米軍に対して、ガダルカナル戦を遥かに上回る大損害を与えて米国民を震撼させた。
▼戦後60年を経た今なお、太平洋戦争中、日本陸軍で“最も優秀な指揮官”として日米双方から高く評価される名将の実像に迫る。
▼文庫書き下ろし。
●第一章 迎撃準備
●第二章 サイパン陥落の報、入る
●第三章 方針の徹底
●第四章 戦況
●第五章 顔ぶれ揃う
●第六章 上陸作戦前夜
●第七章 上陸作戦
●第八章 激戦続く
●第九章 死闘
●第十章 第3海兵師団の投入
●第十一章 大本営への電報
●第十二章 最終段階
内容説明
太平洋戦争屈指の激戦だった硫黄島をめぐる戦い―。米軍の進撃を阻止し、少しでも本土決戦を遅らせるため死力を尽くして戦った日本側の指揮官、それが栗林忠道中将である。兵力・物量ともに圧倒的有利な米軍に対して彼は“徹底的な持久戦”を挑み、最期の最期まで大打撃を与え続けた。今なお日米双方から“最も優秀な指揮官”として高く評価される名将の戦いを克明に描く。
目次
迎撃準備
サイパン陥落の報、入る
方針の徹底
戦況
顔ぶれ揃う
上陸作戦前夜
上陸作戦
激戦続く
死闘
第3海兵師団の投入
大本営への電報
最終段階
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年、愛知県生まれ。1965年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。在学中より、コンゴ動乱やアルジェリア戦争に参加。1970年代初頭よりアメリカ特殊部隊に加わり、ラオス内戦に従軍する。1986年より作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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