出版社内容情報
運転手だけが知る穴場の名所や、京都人の生態、激変するタクシー事情。著者が実際にタクシー運転手に扮して見聞きした渾身ルポ。
「有名湯豆腐店よりおいしいお豆腐は?」「地元の人と知り合える場所って?」……。学生時代にも京都でタクシー運転手として働いていた著者が30数年ぶりに、再び京都でタクシーの運転手に。2度の運転手生活で“覗き見”したのは、冒頭のようなガイドブックには絶対に載らない穴場スポットや、後部座席で繰り広げられるドラマ、そして京都人も知らない京都タクシー業界の悲惨な実情……。ディープな京都が見えてくる1冊です。
内容説明
ガイドブックでは絶対わからない京都の路地裏の楽しみ方と京都人も知らないタクシー業界の秘密。
目次
第1章 京都で暮らす
第2章 鞍馬ですよね?
第3章 春の観光案内
第4章 桜の季節
第5章 日常の京都を楽しむ
第6章 京都タクシー今昔物語
第7章 京都の秋の楽しみ方
著者等紹介
矢貫隆[ヤヌキタカシ]
1951年生まれ。ノンフィクション作家。龍谷大学経営学部卒業。交通問題や医療問題を中心に取材・執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
渓流
2
6ヶ月間タクシー運転手になっての取材には脱帽するが、内容は今一。でも、京の町屋に宿泊することが可能とか、上京歴史探訪館はお勧め、その斜向かいの油屋のゴマ油は格別といった情報はありがたかった。2010/12/20
tecchan
1
ノンフィクション作家が、昔学生時代から若かりし頃、タクシー運転手として働いた京都で30年ぶりにタクシー運転手となった経験を描く。労働強化された職場の様子、タクシー運転手の大変さばかりでなく、隠れた京都の魅力も満載。著者とまさしく同時代に、京都で学生時代を過ごした身としては、この間の京都の移り変わりを懐かしく読ませてもらった。2020/10/23
ひさか
1
タイトルに惹かれて読みました。 9割は知らないお話でした。 軽い話題のお話運びで、肩がこりません。2012/03/25
ティ
1
京都に行きたくなりました……。むしろこれを読んでいたら住みたくなりました。2011/02/01
Eriko Takeuchi
0
タクシー業界の実情がわかる本。仕事はハードで賃金は安い、割に合わないなと思った。秘密の京都と書いてあるが、軽く読めるエッセイでした。ここに書いてあるお豆腐屋、銭湯、調味料のお店などに行きたくなった。2013/10/19