感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nightowl
3
実際声に出して読んだり、ト書き通りの動きをしながら翻訳を確認した労作だけのことはある。作品自体も高水準ばかり。安定しない船乗りの悲哀「カーディフさして東へ」、上から目線の実業家を襲った衝撃「霧」、日常の片隅に事故の原因は潜む「警告」、宝島恐怖譚?「十字の印のあるところ」、大学スポーツ花形スターのスキャンダル「中絶」、晩年のウールリッチ風な娼婦の悲劇「蜘蛛の巣」、敵兵士に襲撃された農家(現在の世界情勢のよう…)「狙撃手」、ギャンブラーが語る仲の良かったホテルマンとの思い出「ヒューイ」等々。復刊を強く希望。2022/07/16
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- 12歳。(10) ちゃおコミックス