内容説明
動乱の幕末、紫式部、清少納言に並ぶ文才が福岡にいた。野村望東尼後世につくられた「女流勤皇家」の実相に迫る。
目次
第1章 野村望東尼の前半生(「詞の道」と出合う;三人の子と学ぶ;世を逃れ向陵へ ほか)
第2章 世情に翻弄される後半生(心惹かれる無心の誠;一蓮托生で姫島へ配流;厳冬の姫島獄舎 ほか)
第3章 望東尼の文学(紀行文;消息文;歴史物語 ほか)
著者等紹介
小河扶希子[オガワスマコ]
1941(昭和16)年、福岡県生まれ。九州女子短期大学卒業。1968年から「野村望東尼」研究を始め、佐佐木信綱門人村田邦夫氏に師事。信綱研究・資料を継承。「社団法人歴史と自然をまもる会」会員。会報誌『ふるさとの自然と歴史』で福岡藩の幕末史、主に平野國臣・野村望東尼の研究を展開、連載。防府野村望東尼会顧問。平野神社冊子編纂員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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