内容説明
過去を見つめ、未来をひらく、1人で歩けるガイドブック。住民虐殺の追悼碑45カ所をたずねる。口絵カラー8頁、写真190点、地図20点、収載。
目次
1章 マレーシアを知りたい
2章 クアラ・ルンプールとその周辺
3章 ペナン島とその周辺、タイ国境地帯
4章 ペラ州
5章 マラッカとその周辺、ネグリ・センビラン州
6章 ジョホール・バルとその周辺
7章 マレー半島東海岸
8章 東マレーシア(ボルネオ島)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
17
マレーシアへの途上でマレーシア本を読む。マレーシア文化を深堀りする本かと買ったが、日本軍のマレーシアにおける蛮行の史跡を辿り、当時の証言を集めるというものだった。自分たちの足で集めた資料性の高い本で、教科書として優れているとは思うが、本書のタイトルと表紙写真では、そうした本だとはわからない。出版部数も少なくネットで買うしかないのだから騙すような装丁は良くない。とはいえ、植民地時代や鄭和の来訪、当時の資源貿易の状況など、他の本に書かれていないこともあって、教科書を求めてない人でもそれなりに楽しめる。2019/08/20