内容説明
「大逆罪」により死刑判決、恩赦によって減刑されるが獄中にて縊死。22歳。文子が87年後の私たちにつたえようとするものは何か。手記「何が私をこうさせたか」を全文収録。
目次
何が私をこうさせたか
調書
獄中歌集
著者等紹介
鈴木裕子[スズキユウコ]
1949年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。元早稲田大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jamko
10
手記『何が私をこうさせたか』のほか調書や獄中で詠んだ歌、年譜などが収録されてる。獄中歌がとても良くて、『金子文子と朴烈』のラストの方の文子のセリフで心に残ってるものがあるのだけど、あれはこの歌が元になってるのか!と気付いて胸熱。調書も読み応えあり。裁判長に宛てた書簡の最後、映画でもチェ・ヒソが堂々と言い放った言葉が、真摯でロマンティックで想像してしみじみ泣けるのだ。2019/02/21
リラッママ0523
4
『両手にトカレフ』を読んで、こちらの本を読みたくなりました。2022/09/24