感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本命@ふまにたす
4
哲学の入門書。50年以上前に書かれた本で、文体には古さを感じるし、やや説教臭さのようなものもあるような気がするが、内容自体は割と明快な感じがして、今なおエッセイとして読めるものであるように感じられる。2022/07/31
Taichi Ichikawa
1
【一言要約】哲学的な諸問題への導入本【感想】タイトルこそ「哲学入門以前」だが、手っ取り早く哲学の概要を知ろうと思って読むと挫折するであろう難易度で、初読から3年経ってやっと消化できた感がある。子供のころ誰しも持っていていつの間にか忘れてしまった「なぜ?」という問を立て続けそれに答えようとし続ける営みこそ哲学なのだろうと思う。それは著者の言う通り、どんなに耳障りが良くても小さな常識(e.g.平和、正義、倫理)に固執することなくそれを超えて大きな常識を目指し続ける「正気」にとどまろうとする行為なのであろう。2020/11/13
奴が岳魚
1
凡百の「分かりやすい哲学」みたいな大衆に媚びたその手の本と違って、門外漢にはかなり歯ごたえのある専門的な内容にも関わらず、タイトルは『哲学入門以前』である。以前…。かなり厳しい。そしてその厳しさは全編に渡って余すとこなく貫かれている。「物事に真摯に向き合い考え、悩み続けるとは、どれほど大変で死に物狂いな行為か判ってるのか?それでもやるのか?」と、筆者は読者に全ページを使って問うているように感じた。2015/02/07
lazy_unistudent
0
良著 手元においておく2017/07/26
masabi
0
哲学の内容に入る前に前提となる知識を示す。それでも難しい。2013/07/11