出版社内容情報
近世商家から近代日本を代表する資本家へ――銀行、物産を事例に、明治初期の資産状況、土
地経営や雇用制度など、従来見落とされてきた問題を精査、中上川経営改革への理解を大幅に
深化させるとともに、近代的経営組織が創出される過程を鮮やかに描きだした、財閥史研究の
画期的成果。
目次:
序章 課題の限定と本書の構成
第1章
内容説明
近世商家から近代日本を代表する資本家へ―三井銀行・三井物産を事例に、その近代的経営基盤の創出を精密に実証、組織と事業の再編過程を鮮やかに描きだした、財閥史・企業形成史の画期的成果。
目次
第1章 三井銀行の設立とその経営動向
第2章 中上川入行前後の三井銀行
第3章 三井物産の設立とその経営動向
第4章 三井物産の営業活動―ロンドン支店を中心に
第5章 三井物産の船舶業務と会計処理
第6章 不動産経営の動向
第7章 職員の動向―三井銀行を中心に
著者等紹介
粕谷誠[カスヤマコト]
1961年埼玉県に生まれる。1989年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学助手、名古屋大学助教授を経て、現在、東京大学大学院経済学研究科助教授、博士(経済学)
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