出版社内容情報
「世界システム」論視角から資本主義史を再構成し現代社会科学にその影響力
のいや増す著者のライフワーク第2巻(第1巻は岩波書店『近代世界システム』
Ⅰ・Ⅱ)の全訳。重商主義期ヨーロッパのヘゲモニー国家の興亡を膨大な研究
史を踏まえて描き切り、新しい近世ヨーロッパ像を提起。
内容説明
近世ヨーロッパにおけるヘゲモニー国家の興亡史。ウォーラーステインのライフワーク第2巻の全訳。
目次
序章 「17世紀の危機」は実在したか?
第1章 収縮(B)局面
第2章 「世界経済」におけるオランダのヘゲモニー
第3章 中核における抗争
第4章 低成長期における辺境諸地域
第5章 岐路に立つ半辺境
第6章 中核地域における抗争