出版社内容情報
「あの時」気づいていれば……
第一線の企業信用調査会社、帝国データバンクが見た、どこにでもある「普通の会社」の末路。
内容説明
100年以上、企業倒産の現場を分析し続けて、わかったことがある。それは、成功には決まったパターンが存在しないが、失敗には「公式」がある、ということだ―1900年創業の国内最大級の企業情報データベースを持つ最大手の信用調査会社、帝国データバンクだから導き出すことができた、経営者が陥りがちな「企業破綻の8つの公式」とは?
目次
1 業界構造、市況変化の波を打破できない
2 大ヒット商品が綻びを生む
3 旧来型ビジネスモデルにしがみつく老舗は潰れる
4 ベンチャー企業の急成長は急転落の序章である
5 攻めの投資で上場企業が破綻する
6 経営陣と現場の乖離は取引先の離反の元
7 信頼構築のためにトップが不正行為に手を染める
8 「倒産の前兆」はあなたの会社にも存在する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
36
黒字倒産のデータをまじまじと研究した事があるが、国内の企業サイクルが物凄く短くなっていると思う。今後のキーは、M&Aの発展系のように考える。2019/10/19
hiyu
11
これは甘えであると十分承知している。なぜ倒産することになったかは示されているものの、どうすれば避けられたのか、それへの言及は少ないようにも思える。いくつかのパターンとして最終局面を迎えることは理解できたが。2019/11/28
ソルト佐藤
10
会社員としては人ごとではなく。そして、このコロナ禍の世である。読んでみると、倒産して当たり前の場合もあるけれど、不運が重なりどうしようもないよなとか、この状況ではこの手しかないような、でも、うまく行かなかったか・・・なども多い。会社が生き残るということもまた、難しい・・・。2020/06/01
奈良 楓
10
「あの会社はこうして潰れた」と比べると知らない企業が多く、はまれなかった。2019/09/20
Teo
8
何種類かにパターン化されている。時代の流れに対応しなかった会社、経営者が放漫経営だった会社、これらが倒産すべくして倒産している。そしてその前兆は、と言うとちょっと何とも。大抵は売上や利益が逓減していってそれに対応する事業計画もない場合はいつか倒産するだろうと言うのは分かりやすいだろう。しかし隠蔽しておいて突然倒産と言うのはちょっとどうにもならない。2019/10/24