SB新書<br> 読まずにすませる読書術―京大・鎌田流「超」理系的技法

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SB新書
読まずにすませる読書術―京大・鎌田流「超」理系的技法

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815600099
  • NDC分類 019
  • Cコード C0234

内容説明

読書で本当に大事なのは、「いかに読むか」ではなく、「いかに読まないか」。本が「合わない」と感じたら、無理して読む必要はないのです。本書は、既存の速読法や多読法とも一線を画し、本に対する自分の「体癖」を知って、ムダな本や箇所を「読まずにすませる」理系的読書技法を紹介。選書眼を養い、読まなくていい部分を知ることで、自分の最適な読書スタイルが確立できます。

目次

第1章 ムダな読書で人生を浪費しないための新しい読書術(本は最後まで読まなくていい;あなたは本に読まれていないか? ほか)
第2章 読まずにすますほど読書の効果が飛躍する(「いかに読むか」から「いかに読まないか」へ;人から借りる知恵は八割でいい ほか)
第3章 「読まなくていい」を見抜く選書眼の養い方(読書が「活きた時間」になっているか;読まなくていい本を選ぶ眼 ほか)
第4章 「読む必要がない」を見抜いて確実に頭に残す方法(本の構造から読む・読まないをつかみ取る;目次とまえがき・あとがきにまず目を通す ほか)
第5章 読後のアウトプットにつなげる習慣(アウトプットで読書はようやく完成する;本を読む時間と手離す時間のバランスを保つ ほか)

著者等紹介

鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年東京都生まれ。1979年東京大学理学部地学科卒業。通産省地質調査所、米国内務省カスケード火山観測所を経て、1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学・地球科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

48
著者の読み技術は、目的追求型で面白いです。なぜ読むのか、を整理し、まず掲げた目標が達成できるのであれば読まなくてもいい。これは私が高校時代に速読の先生から教わった「5秒パラ見法」であり、このテクニックが本との出会いを後押ししてくれてきました。1時間かけて本を読んだら3時間そのことについて思考せよ、という考え方や、「ドクサ化」という言葉は今回の収穫でした。ちなみに自分、インプレッション重視なパラ見本は、ここにあげていません。2023/08/27

ばりぼー

33
『読書について 他二篇』の中でショーペンハウエルは、「読書は、他人に物を考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるに過ぎない」ので、ほどほどにせよと述べている。ということは本を読めば読むほど、他人の考えに頭を占領されていくということでもある。だから、人から借りる知恵は八割でいい。残りの二割は自分で思考して自分のための「カスタマイズ」をしていかなければ、本当の意味で読書は活きてこない。「読まない」読書とは、その二割のための余地を残しておくために重要なのだ。2020/03/23

月の実

30
読みたい本がありすぎて、発想の転換のために読んだ本。この本で言うところのストック型読書の私は、読んだ後あまり本のなかで得た知識を実生活で活かせていなかった、、。これからは、悩みなどの解消や改善に対して、フロー型の読書を取り入れ、本当に重要な箇所を見つけ、一部精読とアウトプットで自分を変えていくための本の読み方を実践していこうと思った。2025/06/29

謙信公

29
読むべき本、読まなければならない本が溢れて困っている人向け。まさに私。最後まで読むことに執着すると「読むこと」そのものが目的となり、読んだという事実だけを得る。内容の多くは残らず、ムダな読書が増えていく。本のために費やす時間は他の時間を犠牲にする。多読は他人の思想に頼るだけ。自分で考える力をなくし、「本に読まれてしまう」状況に陥る。耳が痛い。すでに知っている8割で安心し、2割の新たな何かを付加していくのが読書という行為。頭に入りづらい本は「書いた側が悪い」。なるほど。それでもやはり、本は捨てられない……。2023/06/12

kubottar

26
読書術や速読術の本ばかり読んでいる人に警告する内容。たとえば本棚に「整理術」や「片付け術」の本がたくさんあったら、結局何のために読んでいるのかわからなくなる。もちろん、読書はしたほうがいい。だが、本を読むことが目的になると何が何やらわからなくなり、他人の思考をトレースするだけで、自分の頭を使わない人間になってしまうことに警鐘を鳴らす。要は、今の自分が読みたい本を読む。しかし、無駄な知識を過剰に詰め込まない。それが大事だと教えてくれる、とても優しい本だと感じました。2019/08/06

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