内容説明
“脱力”できれば、フシギと強い!柔術は、人との関わりのなかで最高にリラックスする方法。日常動作や生き方にも通じる方法をわかりやすく教える!
目次
「帯に短し、たすきに長し」―脱力のバランス
「七転び八起き」―迷ったら転がれ
“陰陽”「楯の両面を見よ」―身体も頭も居つかないように
“目・首”「目は口ほどにものを言う」―目が居つかないように
“腕”「腕を上げる」―肩肘は下ろす
“足”「地に足をつける」―蹴らずに大地を踏みしめろ
“歩く”「犬も歩けば棒にあたる」―歩きださなきゃ始まらない
“腰”「腰と重力の関係」―腰を落ち着ける
“力の先”「暖簾に腕押し」―手応えのない力を目指して
“分離と固定”「付かず離れず」―力に向かわず力から逃げず
“皮膚”「皮を引けば身がつく」―皮膚で相手を捕らえる
“呼吸”「息が通う身体」―呼吸と脱力の関係
“脳”「脳みそを絞る」―脳も脱力が大事
著者等紹介
広沢成山[ヒロサワセイザン]
八光流柔術・三大基柱拾段師範、鍼灸師、皇法指圧師。1970年生まれ。少林寺拳法、中国武術を学んだ後、1993年、八光流柔術に入門。1999年に八光流柔術師範、2000年に皆伝・基柱師範を取得。2009年、八光流柔術の稽古会をスタートさせ、2010年、千葉県の馬橋にて道場を開く。現在、「八光流柔術豊和会」を主宰し、千葉・東京・神奈川で指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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C-biscuit
11
新規購入。武道の奥義に触れるような内容である。先日、武田惣角の本を読んだが、現在科学で読み解くとこういうことが行われているように思う。この本は月刊秘伝に連載されたものをまとめた本のようで、等間隔に章立てされている。陰陽や気についてもわかりやすく書かれておりイメージしやすい。このイメージも重要であり、そのイメージで動くだけで、固定と分離ということが自動的に行われることになるらしい。色々試したくなる内容であるが、武道をやっていないと中々できないのも事実である。著者のダジャレも後半になると気にならなくなるw。2019/01/23
ten ten
4
「立つ・歩く」というのは人が歩けるようになった時から自然と行なっている。だからクセも無意識のうちに身についてしまっている。自分のクセには中々気付かないものである。 本来の立ち方や身体の使い方について改めて気付かされる事が色々あり、為になりました。2022/12/15
yyhhyy
3
脱力系柔術の先生が脱力のコツや歩く立つ身体の先や肘を動かすイメージを陰陽の喩えで説明する本。経験者には何かヒントがあるかもしれない。また、脱力と言えどもインナーマッスルは相当鍛えていることが大前提であることを本書で知った。2021/08/28
☆こまトゥーゆ☆
3
なんと!武術にはそんなこともできるのですか!興味津々。実際身につけてみたい。仕事にも役立ちそう。せん妄・不穏の体力ある患者さんに。技術もさることながら言葉の使い方も素晴らしい。2019/11/09
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