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内容説明
京都学派のもうひとつの礎、田辺元の社会存在論。「種の論理」「懺悔道」「死の哲学」と展開する田辺哲学とは何か。“倫理と宗教”と“社会存在論”という二つの焦点から田辺元の思索全体に一貫した筋道を見出し、その全貌を示す。
目次
倫理と宗教―田辺哲学を貫く課題
第1部 田辺哲学の基本原理―絶対転換・絶対批判・絶対媒介(絶対無の形成と変容;理性の絶対批判に基づく「哲学ならぬ哲学」;救済の絶対媒介性)
第2部 宗教的社会存在論の解明(宗教的社会存在論の展開―「種の論理」から「愛の論理」へ;宗教的社会存在論の構造;救済の社会存在論的構造―「真の個」の生成と性質;個の救済の展開―実存協同としての類の拡大)
著者等紹介
浦井聡[ウライサトシ]
1986年、三重県生まれ。2019年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2022年、博士(文学)。大谷大学文学部任期制助教を経て、日本学術振興会特別研究員PD(北海道大学)。専門は日本思想、宗教哲学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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