内容説明
高2のあかりは、悩みもなく充実した毎日を送っていた。でもある日、一匹狼の同級生・翔也に「ここは現実じゃない。俺たち、死んだんだよ」と告げられる。徐々にあかりは、今いるのが“自分にとっての理想の世界”で、本当はクラスで孤立していたこと、息苦しさに耐えかねて屋上から飛び降りたことを思い出す。やがて、辛いだけだと思っていた現実にも、失いたくない大切なものがあると気付いて―。「やり直せるよ。何度だって。俺はお前の味方だ」蒼井に背中を押され、現実世界に戻ることを選んだあかり。そしてあかりの行動は、少しずつ変化を生み出していき…。悩んでもがいた先にみえる光に圧倒的感動!大人気作家の描く、新境地の青春小説。
著者等紹介
永良サチ[ナガラサチ]
夜行性で夜にやる気スイッチが入る。現実よりも創作の世界にいる時間のほうが長い。小さい頃からストーリーやタイトルを考えるのが癖。漫画ならなんでも読む雑食系。本が溢れた空間で暮らしていて、崩れそうな本棚に怯えている。2016年『キミがいなくなるその日まで』(スターツ出版刊)で作家デビュー。現在は、ケータイ小説サイト「野いちご」にて活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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色素薄い系
4
蒼井がいなかったらあの世界から脱出出来ても変わる事は出来なかっただろうから生きていてくれて良かった。向こうの世界で経験した事を活かして現実世界でも行動を起こす姿に成長を感じたし、そのおかげで学校での関係も変わったみたいだから生きづらさも解消されて安心。あとは蒼井との関係が良い方に変化するといいね。2022/07/28
Nori
2
あることがきっかけで自分が本当に生きる世界で目覚めた女子高生の物語。彼女はなぜ別の世界に来たのか。そして、その別の世界で記憶を取り戻しながら色々な困難を乗り越え元の世界に戻るまでの物語。2024/07/12
ゆい
0
★42022/10/07