内容説明
付き合って十ヶ月、ずっと交換日記を続けている希美と瀬戸山。しかし、ある日突然、瀬戸山からのノートに「しばらく会えない」と記されていて―。その理由を聞くことが出来ない希美。瀬戸山も理由を聞かない希美に対して、意地を張って本当のことを言えなくなってしまう。ギクシャクした関係を変えたいけれど、ふたりにはそれぞれ隠さなければいけないある秘密があって…。そして、ついに瀬戸山から「もう交換日記をやめよう」と告げられた希美は―。「交換ウソ日記」の世界線で描かれる嘘から始まる短編、他四編を収録。
著者等紹介
櫻いいよ［サクライイヨ］
デビュー作『君が落とした青空』は累計２４万部を突破し、映画化
いぬじゅん［イヌジュン］
奈良県出身。『いつか眠りにつく日』で第８回日本ケータイ小説大賞を受賞
加賀美真也［カガミシンヤ］
山口県出身。２０１８年『それでも僕らは夢を描く』で「小説家になろう×スターツ出版文庫大賞」青春恋愛部門賞を受賞し、作家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁみ
14
櫻さんの作品がピカイチ。ほか4名の作品はどんぐりでした。期待過多。櫻さん以外に、好きな文体や感じの良い筆致の方がいませんでした。スターツ出版の勢いは買うが、作家をきちんと育てて欲しい、な。2023/06/25
魔王
10
瀬戸山と黒田の続編が楽しみで読んだけど、他の話も二人ついて触れていたし、内容も面白かったから全体としてよかった。交換ウソ日記の世界観に入れる本がたくさんあるのがいい。2023/08/07
ジロリン
10
「交換ウソ日記」が〈都市伝説〉として実在する（なんか矛盾した言い回しな気もするが笑）世界の少女達を色々な作家が描くアンソロジー…という事で「どうかな？」と半分不安に思いつつも手にする。全部が全部「ウソ日記」を小道具として使ってるわけではないが、この年頃ならではの様々な〈思い悩む姿〉が描かれていて〈少女マンガな小説〉が大好物なワタシとしてはまぁアタリの一冊♪…でも、やはり巻尾を飾る〈本家〉のムズムズ具合がやはり群を抜いて楽しめたかな？2023/07/15
色素薄い系
4
勝手にみんな交換日記するのかと思っていたけどそんな事なかった。実際にご利益にあやかろうとやってみたのは1話目だけだったし。もしもし、恋する世界線が個人的には一番好みだったかな。嘘色〜に誤字とか誤植があって気になったから重版したら直して欲しいです。2023/10/01
かける
3
やっぱり本家のお話が好きだな。お互いに相手を特別に思うからのウソ。2024/07/09
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- 和書
- 流沙 〈上〉 文春文庫
