出版社内容情報
老いを生き、描く76歳作家の「純」漫画!
舞台は高度経済成長期に建てられた団地。現在そこにはひとり身の老人たちがいつか訪れる孤独死、「ぼっち死」を待ちながら猫たちと暮らしている。
そんな彼女らが明日迎える現実は、どんな物語なのかーーー
自らも団地に暮らす76歳の著者が描く、私たち全員の未来にして、圧倒的現在。
『夕暮れへ』にて日本漫画家協会賞優秀賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門収集賞を受賞した齋藤なずな、渾身の最新作。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
50
死の館といわれる古い団地で暮らす老いた人々を描く作品。いつの間にか孤独死していたお年寄りのことも描かれ、非常に重たい作品になっています。作者の絵は登場人物たちの顔や手の皴までも緻密に描いており、現実味を感じました。1話の「永遠のリア充」は、妻に死なれて一人で暮らす男性を描いています。スマホを購入し、Facebookに画像をアップして面白さを感じますが、満たされません。やがて自分も意識を失い、その瞬間に妻のことが脳裏をよぎります。悲しい話ですが、蘇ってきた妻の愛情に救いを感じました。2026/04/24
ryohjin
16
古い大きな団地に暮らす独り暮らしの高齢者の日常が描かれています。団地の人と立ち話をしたり、猫の相手をしたり、亡くなった伴侶を思い出したり、そんな姿が描かれますが、途中で亡くなる人もいます。生と死のあわいに少し足を踏入れかけているかもしれませんが、暗い毎日にはなっていません。それぞれが自分の人生を生き抜いてきて、肩の荷をおろしたからなのでしょうか。自分も10年くらいで追い付く年代の生活に感じ入るものがありました。団塊の世代が後期高齢者になり来年日本は5人に1人が75歳以上となります(2025年問題)...2024/12/22
ひみこ@絵本とwankoが大好き♪
13
急に目眩がして倒れてそのまま…なんてことが明日は我が身の私にとって身につまされる作品だった。何もかもみーんな順ぐり順ぐりなんだよね。という最後の1ページがすべてを物語っている。読んでよかった。2024/08/07
カタコッタ
12
ぼっち死って何?から始まった読書でした。古い団地で猫と暮らす著者と思われる漫画家と一人暮らしの年金生活者たちの最晩年の話。登場人物は皆普通の人ですがドラマになるんですね。齋藤なずな先生の視線が鋭くリアルです。並々ならぬ才能を感じました。若い方にこういうちょっと暗い老後のストーリーが理解されるか分かりませんが、どの人も歳をとり死を意識する事がいつかくるのです。私は好んでこういう本を読む方です。猫がいると孤独でなくなるね。我が家も近所迷惑にならない程度に野良ちゃんと仲良くしてます。2025/10/23
ぐっち
11
かつてのニュータウンで暮らす老人たち。ニュータウンのご婦人方のおしゃべりで綴られていく日常は、これから自分もこんな感じなのかな、と思わされる。たしかに「ぼっち死」もあるけどそれすらも日常の延長にある。2024/06/15




