内容説明
限られた人以外の前では言葉が出なくなってしまう“場面緘黙症”の冬菜は、誤解され、イジメられた経験に苦しみ、ひとりでいたほうが楽だと思っていた。しかし、入学した高校で明るく人気者の夏樹と出会う。夏樹は冬菜が話せないことをなぜか知っていたが、気にせず話しかけてきて、春には桜の花びら、夏には朝顔など、いろいろな贈り物をする。冬菜は夏樹に心を開いていくけど、夏樹はたまに苦しい表情を見せる。じつは、冬菜に言えない過去を抱えていて…。心がちぎれそうな恋に大号泣!!
著者等紹介
涙鳴[ルイナ]
千葉県出身、3月生まれ。2016年『最後の世界がきみの笑顔でありますように。』でデビューし、2017年8月には『フカミ喫茶店の謎解きアンティーク』で第2回スターツ出版文庫大賞ほっこり人情部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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