内容説明
フラワーショップの店長を務める傍ら、ワケありの恋をする真希。その店のアルバイトで、初恋に戸惑う絵美。夫に愛人がいると知っている妊娠中の麻里子。３人のタイプの違う女性がそれぞれに揺れ動きながら、恋に身を砕き、時に愛の喜びに包まれ、自分だけの幸せの花を咲かせようともがく。―悩みながらも懸命に恋と向き合う姿に元気づけられる、共感必至のラブストーリー。
著者等紹介
木村咲［キムラサキ］
大阪府在住。２０１７年８月『まだ君のことは知らない』で、第２回スターツ出版文庫大賞の恋愛部門賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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そる
156
甘い、キュンキュンやら、ドロドロ、複雑、切ないやら恋愛のいろんな状況がこれでもかと詰まったお話。ですがみんな純粋に恋していて打算的な事や悪意なし。しかし結果は人を傷つける。恋って周りの人間を傷つけないと自分が幸せになれないものかも知れないね。しかし最後は全てがハッピーエンド！嬉しくなりました！「もっと早く出会っていればと何度思ったことだろう。」「「女はな、無理矢理奪っていいときだってあるんだ」「ただし」「絶対に幸せにしてやる自信があるならな」」「「好きな人には、ちゃんと好きだって言わなきゃだめですよ。」」2018/12/08
dr2006
30
気持ちをこめて花を贈るのは、言葉で伝えるより曖昧だけど、心に奥にしまい込んだままにしておくよりは相手に届く。花言葉には解釈がある。貰った相手にも解釈の余地があるから言葉よりよりカラフルに広がりをもって伝わる。読者の記憶を再起動させるような様々な恋愛が描かれる本作、作者のあとがきにある通り、恋愛は綺麗な部分だけではない。幸せの裏には誰かの不幸が点在し状況は常に変化する。漢字「恋」の下の部分の「心」が「久」になれば「変」である。恋愛は永久ではないってね。完結的で読後感すっきり⤴そして生花店に立ち寄りたくなる⒲2023/09/20
じゅんぺい
12
意外にドロドロとした場面がありリアルな感じがした。登場人物たちが色々あったけど最後は誰もが良い結末だったのは良かったと思う。2018/10/07
チョコザイ
10
書店で見つけ共感の1冊という帯買い。正直、ありがちな恋愛ものかなとあまり期待はしてなかったけど面白かった！不倫、略奪、親子‥なかなか盛りだくさんで大人の恋愛を堪能。リアルで女心の描写が上手い。ドラマ化しても楽しめそう。2018/02/26
aki
9
タイトルと表紙に惹かれて購入しました。 初読み作家さん。 登場人物の様子を場面が細かく切り替わるように描かれていて読みやすかったです。色々な恋愛の形。 自分よりも自分を理解してくれる相手に出会えるという事は素敵なことですね。2020/10/26
