内容説明
1937年5月3日。ドイツの飛行船ヒンデンブルク号が、大西洋横断の旅へとフランクフルトを飛び立った。台頭するナチスの影のもと、陰謀渦巻く船内で、一人の乗客が謎の失踪を遂げる。乗り合わせた高名な推理作家レスリイ・チャータリスは、依頼を受けて捜査に乗り出すが…。史上最悪と言われた謎の避行船爆発・墜落事故を題材に、〈聖者〉シリーズで名高い作家を探偵役に配した究極の歴史サスペンス。『タイタニック号の殺人』に続く、巨匠入魂“大惨事”シリーズ第二弾。
著者等紹介
コリンズ,マックス・アラン[コリンズ,マックスアラン][Collins,Max Allan]
1948年アイオワ生まれ。ミステリー、サスペンスの分野で数十冊の著書がある。私立探偵ネイト・ヘラーを主人公とする『シカゴ探偵物語』(扶桑社文庫)と『リンドバーグ・デッドライン』(文春文庫)でアメリカ私立探偵作家クラブ最優秀長編賞(シェイマス賞)を受賞。その一方で『ディック・トレイシー』などの漫画原作を長年にわたって務めたほか、インディペンデントの映画制作者としても活動している。妻は作家のバーバラ・コリンズ
阿部里美[アベサトミ]
成蹊大学文学部英文学科、東洋英和女学院大学人間科学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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本木英朗
14
アメリカの現代作家、マックス・アランズ・コリンズの〈大惨事〉シリーズ第2裂け目である。日本では1作目の『タイタニック号の殺人』と同じく2007年に出た。俺も2008年に1作目と2作目を読んでいた。今回も本当は1作目から見たかったのだけど、あっちはどうしても見つからないので、こっちから先に読むことにした。まあとにかく読むといいよ。英の高名な推理作家レスリイ・チャータリスがマジにかっこいいんだってば、もう。まあ、逆に言うとそれ以外はないんだけどね。1作目も6月中には読むよ、うん。2019/06/09
リカ
0
ドイツの飛行船爆発事故を題材にしたサスペンス
mejiro
0
訳が読みにくくて楽しめなかった。謎解きは史実の事故原因の仮説にもなっていて工夫されてると思った。2014/01/11
おのうち みん
0
訳がなんか違和感、と思ったら前作とちがう訳者だった。チャータリスが誰に対しても敬語なしなのは無礼すきないか? 彼ってそうゆうキャラか? 大災害シリーズも結局2冊で訳中断だが、これは前作に比べるとやっぱ落ちるわ。緻密さもタイタニックほどではないし、なにより本人乗ってたが創作かよ! と。まあそうそう有名人が乗ってる災害はないだろうからしょうがないが。コリンズだしそれなりのレベルは維持してるんだけど、シリーズ2作目としては弱いよなぁ。続き読みたいが、やっぱもう訳でないだろうな…。2012/06/20
慧
0
★1/22007/07/25
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- 和書
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