日本文学は世界のかけ橋

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784813316947
  • NDC分類 910.4
  • Cコード C0095

内容説明

日本文学研究の第一人者、ドナルド・キーンが世界的視野に立って語る日本文学の魅力と普遍性。

目次

第1章 新しい日本文学の誕生(明治初期の文学無用論;留学生は小説から外国語を覚えた ほか)
井原西鶴と滝沢馬琴―学生の質問に答えて(浮世を描いた作家・西鶴;読者の想像力にゆだねる文章 ほか)
第2章 日本の日記文学(日記と日記文学の違い;その日に書いたふりをする ほか)
第3章 私の『日本文学史』(私の書きたかった『日本文学史』とは;文学史を書く際の問題 ほか)
第4章 日本文化を見た外国人(『魏志倭人伝』の時代に通訳がいた!;昔の日本には多彩な外国人がいた ほか)

著者等紹介

キーン,ドナルド[キーン,ドナルド][Keene,Donald]
1922年ニューヨークに生まれる。コロンビア大学名誉教授。アメリカ・アカデミー会員。日本学士院客員。文化功労者。1942年コロンビア大学卒業後、米国海軍日本語学校を経て、米国海軍に日本語通訳・翻訳官として従事。戦後、コロンビア大学大学院に復学、日本文学研究に本格的に取り組む。近松門左衛門『国性爺合戦』の研究論文でコロンビア大学文学博士号を取得。1948年より5年間、英国ケンブリッジ大学に学び、かつ日本文学を教えた。1953年京都大学大学院に留学。2年後、コロンビア大学に迎えられる。コロンビア大学教授を経て、88年、同大学の最高称号であるユニヴァーシティ・プロフェッサーに任命。92年退官、現職。1986年、コロンビア大学に「ドナルド・キーン日本文化センター」を設立。1982~92年には朝日新聞社客員編集委員を務めた。日本文学に関する研究書と翻訳書を著し、日本文学と文化の研究および海外への紹介に貢献。菊池寛賞、山片蟠桃賞、国際交流基金賞、読売文学賞、日本文学大賞、全米文芸評論家賞、勲二等旭日重光章、毎日出版文化賞他を受賞。2002年、文化功労者に選ばれた
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感想・レビュー

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本の蟲

10
ネットの日本スゴイゾ記事みたいな題名だが、内容はさにあらず。日本文学研究の第一人者である著者が、中国の杭州大学で行った講義をまとめたもの。和歌や俳句、戯曲はあっても、そもそも文学という概念すらなかった日本。成人男子たるもの読むべきは漢詩・漢文で、小説は無価値と考えられていたのが、明治時代に世界における文学の価値を再発見する。西洋の思想を小説で学び、見知らぬ概念は翻訳に苦労しながら数多の造語を作り、以前までの文語体ではなく口語体で書かれた新しい日本文学が誕生した(続2022/02/21

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