内容説明
1819年、ロンドン。男爵位を継ぎ、気ままな独身生活を送るルークには大きな秘密があった。8年前にスペインで結婚していたのだ。財産目当ての親戚から結婚を迫られていたイサベラという少女を救うためで、形式上の結婚後すぐに修道院に預けたため、以来“妻”とは会っていない。やむを得ない一時的なもので周囲には言う必要もないと考えていたルークは、実質を伴わない婚姻を無効にしようと手紙を送るが、それが不可能と知りスペインを訪れる。一方、イサベラは待っていた。8年前に一度だけ逢ったきりの“夫”が迎えに来てくれるのを―。やむを得ず再会した“夫婦”を待つものは…?大人気“デビル・ライダーズ”シリーズ最新刊。
著者等紹介
グレイシー,アン[グレイシー,アン][Gracie,Anne]
オーストラリア生まれ、メルボルン在住。英語教師、カウンセラーの職を経てロマンス小説家となる。ヒストリカル・ロマンスを数多く発表している
細田利江子[ホソダリエコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Teruji Shinozaki
6
図書館本です。 なんとなく気になった本です。 しかも、ヒストリカル・ロマンス。 面白かったです。2012/11/22
Mrs.涼子
6
面白かったぁ。やっぱ上手いな、アン・グレイシー。元気いっぱいのヒロインがイイ。でもロンドンに着いてからが、短か過ぎ。前作から半年で続編刊行は嬉しい。再びラズベリーに拍手!2012/07/24
MOMO
5
おもしろかったわ。元気いっぱい、やりたい放題なくせに、自分に自信が無く、それでいて夢見がちな乙女でもあるベラと、そんな彼女に振り回されまくるルークの追いかけっこや駆け引きは楽しかったし、悪はちゃーんと駆逐されたので読後もすっきり!私的にはベラちゃんの修道院仲間が、一生懸命に彼女を着飾らせたのがおかしかったわ。流行に縁のない彼女たちが、友人を少しでもきれいに見せようと飾り立て、髪を巻いているさまは、想像するだけでほほえましいもの。おまけにそれが完全に裏目に出るんだもの!あと、横鞍に乗ったルーク君も笑える!2012/08/23
oneoeight
5
ハッキリ意見が言える裏表のないヒロインと過去の闇を引きずって鬱々してる美ヒーローとのお話。落ち込むような事があってもメソメソしないヒロインが新鮮だったし、旅してる間に二人の絆が深まってく様子は読んでて心地よかった( ´ ▽ ` ) でもね~~二人の異国情緒溢れるただの新婚旅行って感じなんだよね。今回泣き所がなくて物足りなかったワ(´ヘ`;)ウーン。イギリスに着いてからのお話がもうちょっと読みたかった度☆5、また読みたい度20%2012/07/23
ぽこ
4
ヒロインがしっかり者で素敵だった。いろんな人がヒロインの優しさと強さに救われる話だった。子供のときには分からなかったけど、大人になると分かってくることってあると思う。純粋に父を信じていた子供時代からヒロインは脱皮できて良かった。2015/04/21
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